更生保護サポートセンター開所、活動の拠点に
犯罪・非行防止活動推進 鹿屋/鹿児島
8月18日(土) 毎日新聞
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20120818ddlk46040452000c.html
肝属保護区保護司会の活動拠点となる更生保護サポートセンターが今月、鹿屋市社会福祉会館に開所した。保護司が常駐し、保護観察対象者の面接と指導などにあたる。県内では昨年7月、霧島市に開所した姶良保護区に続き2カ所目。
更生保護は、罪を犯した人や非行少年らの自立と更生を支援する制度。センターは保護司会の事務所としての役割を担い、更生保護活動や国・県との連絡や広報活動などにあたる。08年度から年間取扱事件数などの条件を満たす全国の保護司会単位で設置が進められている。
県内には15の地区保護司会があり、6月1日現在、保護司数は計831人。うち肝属保護司会は69人。同センターでは、指名を受けた企画調整保護司10人が2人ずつ交代で常駐し、保護観察対象者との面接や非行相談、地域団体などと連携した犯罪・非行防止活動を推進する。開所時間は月〜金曜午前9時〜午後4時。
同会館であった開所式では、企画調整保護司への指名証伝達などがあり、肝属保護区保護司会の黒江明男会長が「罪を犯した人の立ち直りのために地域と連携し、互いに知恵を出し合って支援していきたい」と抱負を述べた。【新開良一】

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