「民営」刑務所を公開 盲導犬飼育も
島根・浜田市
島根あさひ社会復帰促進センターに備えられた、受刑者の矯正教育のための盲導犬訓練センター=18日午前、島根県浜田市 法務省は18日、民間が運営に参加する「PFI方式」を導入した刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」(島根県浜田市)の10月開所を前に、施設の内部を報道関係者に公開した。

PFI方式の民営刑務所設置は山口県美祢市、兵庫県加古川市、栃木県さくら市に続き全国で4カ所目。同センターでは、全国で初めて受刑者の矯正教育に盲導犬や馬の飼育を取り入れ、社会貢献の意識や思いやりの心を養わせる。
敷地は約33万平方メートル。受刑者の収容施設と、保育園や柔剣道場がある地域開放エリアに分かれ、盲導犬の訓練センターや馬場を備える。
島根あさひ社会復帰促進センターに備えられた、受刑者の矯正教育のための盲導犬訓練センター=18日午前、島根県浜田市
受刑者の位置は服に付けられた発信機付きのタグで把握。自主性を尊重するため移動時に刑務官は付き添わないが、逃走した場合は警備室の警報が鳴り、職員が駆けつける仕組み。
受刑者の入所は10月20日からで、窃盗や詐欺の初犯を中心に男性2000人を収容する。
産経 2008.9.18 12:20

2