刃物所持の規制強化 法改正へ
町村官房長官は、公明党の太田代表と会談し、東京・秋葉原の通り魔事件で使われた「ダガーナイフ」と呼ばれる殺傷能力の高いナイフの所持などの規制を強化する銃刀法の改正案を次の臨時国会に提出したいという考えを示しました。
公明党の太田代表は、総理大臣官邸で町村官房長官と会談し、東京・秋葉原の通り魔事件を受けて、党内で検討した再発防止策を申し入れました。それによりますと、犯行に使われた「ダガーナイフ」など殺傷能力が高く日常生活では必要のない刃物について、業者が販売する際に身元確認を行ったり所持の規制を強化したりするため、銃刀法の改正を検討すべきだとしています。また、インターネットの掲示板などで犯罪にかかわる書き込みを早期に発見・削除し、警察に通報する体制を整備するよう求めています。これに対し、町村官房長官は「ナイフにも多くの種類があり、どのようなナイフを規制の対象にするか検討する必要がある。次の臨時国会で銃刀法改正案の提出を予定しているので、その中に盛り込みたい」と述べ、殺傷能力の高いナイフの所持などの規制を強化する銃刀法の改正案を次の臨時国会に提出したいという考えを示しました。
NHK 2008年6月17日 17時6分

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