爆発防止の温泉法改正案 閣議決定
ことし6月に東京・渋谷の温泉施設で起きた爆発事故を受けて温泉施設に天然ガスの検知器や警報装置の設置などを義務づける温泉法の改正案が閣議決定されました。
NHK 10月12日 16時29分
ことし6月に東京・渋谷の温泉施設で従業員3人が死亡した事故は、くみ上げた温泉に含まれていた天然ガスが建物内に充満して爆発が起きたとみられています。12日に閣議決定された温泉法の改正案では、温泉の掘削時だけでなく、温泉をくみ上げる際にも安全基準を定め、一定の濃度以上の天然ガスが発生する場合にはこの基準を満たしていることを条件に都道府県知事の許可を得ることを義務づけます。新たな安全基準では、ガスの検知器や換気設備、温泉からガスを分離する装置、それにガスがたまった場合に危険を知らせる警報装置などの設置を求めています。この改正案について鴨下環境大臣は閣議後の記者会見で「痛ましい事故の教訓を踏まえて法律を改正し、再発防止を図りたい」と述べ、今の国会に法案を提出する考えを示しました。
NHK 10月12日 16時29分

0