おれは鉄兵  日常

震災から読み返していた。

何もする気になれなかったが暇だったし、読書なら電気も少なくて済むから。
文庫版全12巻を持っていて引越しでも手放す事が無かった作品。
帰省する時も最後の11巻12巻を持っていって飛行機の中で読み終えた。

知らない方はコチラに詳しく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%8C%E3%81%AF%E9%89%84%E5%85%B5

ちばてつや作品の中では一番好きで、とにかく独特の「間」が良い。
例えば内緒話を子供たちから離れてする時とか話すまでのコマがオレの考えるコマ割よりも1コマ2コマほど多い。
一度子供たちの方を確認するコマなんかがそうで、オレにはコレが描けない。
多分、直ぐ内緒話に展開してしまうであろう。
でもそれが長く感じない。
無駄なコマではない。
こういうのが抜群なセンスでフンダンに取り入れてるのが「おれは鉄兵」だと思う。
しつこいくらい登場するんだけど、色んな相手に鉄兵が「コツン」とか頭をやられたりするとイチイチ仕返しするコマとかの「間」で笑えてしまう。
絶対に他の人では真似できない「間」を持っている。
ストーリーも勿論好き。
設定だけ決めて勝手にキャラクターが動くのに任せたという描き方が上手くいってる。
「これぞ少年漫画」だと思う理想の少年漫画。


沼津でやった時に「ミスタープロレステーマ」鈴木修さんを観に御殿場のライブハウスの店長が来ていたが、その時のオレの評が「遠藤ミチロウが好きなら漫画も望月峰太郎とか好きなら良いのに」とか書いてた。
そう、オレは音楽には「破壊」とか「残虐」とか「絶望」とかそんな物を求めている傾向がある。
しかし一転して漫画には「希望」「爽快」「夢」…そういうのを求めているような気がする。
勿論、全部にあてはめる事は出来ないのだが。
普通ならば御殿場の店長のような好みになるのかも知れない。

そうならないのがオレの深いところ…と書いてみるが良く分からない。

オマケにプロレスには「曖昧」「胡散臭さ」みたいのを求めている。
漫画同様「勧善懲悪」がプロレスの醍醐味のハズなのだが、ソッチよりも「底が丸見えの底なし沼」に代表されるような虚実の狭間とか、ピエロに通じる明るさの中の悲哀みたいのを好む。

多分…

それらをミックスしたのがオレがステージでやってる事なんじゃないか…

などと分析してみた。


どれも共通しているのは「スッキリ」するってトコロかなぁ〜
オレのステージ観てスカッとしてくれたら幸いだね。
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