兆し  

今日の面会。

下の弟と入室。

土曜日の深夜(日曜日早朝)の容態悪化時に付けていた呼吸器のような機械が外れていた。

まずコレだけでも良い感じ。
看護師さんも嬉しそうに「良くなってますので一時的に外してます」と言って来る。

声をかけると悪くなる前にやっていた手を挙げる仕草を繰り返す。
コレもまずまず。

そして何かモゴモゴと口を動かした時だった…
「おーっ」
思わず歓声が出た。

目を開いたのだ。

看護師さんはたまに見ていたらしいが
身内の俺達が目撃したのは初。

麻酔をしているし
開いたからと言って俺達を認識したのかは分からない。

が。

寝ている姿しか見ていないから
やはり嬉しい出来事。
次に妹と母親が入っている間に上の弟夫妻に色々と話す。

「名前をだしてみたら…」

ICUに入室出来るのは二親等と書いたが二親等でも中学生以下は入室出来ない。

甥っこ…つまり孫の名前を出したら
ベタベタに可愛がっていた父親だけに反応するに違いない。

そして弟夫妻入室。

「あんまり話しかけると良くない」という親戚のアドバイスを鵜呑みにした母親は妹にも話すなと言ったらしく目を開ける姿を見れなくて妹はとても残念がる。
(恐らく、長時間話せば認識するのに脳みそ使うから良くないのだろうが面会時間は五分だしひと声ふた声なら看護師も止めないし問題は無いのだろう)

弟の嫁さんが泣きながら戻って来た。
たぶん目を開けたのを目撃したのだろうと理解したが…
それを含め、更に驚く現象が!

「○○が言うこと聞かなくて大変なんだよー」とか話しかけたらしい。

そしたら

父親は!

笑ったというのだ!

これはもう
良い兆しのナニモノでも無いだろう。

まだまだ先は長い。
体力が出来たら手術もするかも知れない。
リハビリしないと退院も出来ないかも知れない。
安定する一週間には後一日ある。
ナニが起こるか分からない。

でも
単純にこの出来事を喜ばずにはいられない。
ホッと胸を撫で下ろすというのはこういう事を言うのだな。

弟家族は一旦帰り土日に来る。

賑やかな孫も居ないちょっと淋しい静かな夜(賑やかだから気分も紛れる)

嬉しい出来事に安堵したのか
母親は「ようやく眠れそうだ」と呟いた。

クリックすると元のサイズで表示します
0

やる気  

父親の容態は依然として変わらず。

脳卒中は一週間が山場らしいので油断は禁物だがこのまま持ってくれれば長引くにしても良い方向に向かいそうだ。

弟家族は水曜日に一旦帰って土日にまた来るようだ。
最初は調子こいてジャイアントスイングなんぞやっちまったが
何日も続くので興味をズラしていった。
例えばローリングクレイドルとか(やっぱりプロレス技ですか)…
趣向を変えてブランコとかUFOキャッチャー(想像つかないでしょ?)とか。
結局体力勝負だがどれもウケが良くヒットした。

なんやらデカイ木のぬいぐるみに動物のぬいぐるみ達が張り付くモノがあって
大木を宇宙船にしたてあげ、動物達を侵略者にしてシューティングするゲームも大ヒット。

兄弟達交代で遊ぶのだが俺のはオリジナルなんでその遊びをやりたい時は俺しかいないから当然ご指名がかかる。

仕事終わりでライブした翌日には北海道というハードなモノ。
良く考えたらあんまり休んでない。
月曜日はホント、体がダルくて動かなかった…

子供は大変だな。

甥の下に一歳になる姪も居るのだが慣れて来た時にご飯を食べさせたけどこれも重労働。
これをこなすのは凄い。

見直したよ、弟。

可愛いから子供が欲しくなるけど
結婚はやっぱりしたくないな。


絶対に子供に愛情注ぐから。
活動なんて出来ないね。
まー
これで食えてるなら問題無いけど。

食えないウチは…
無理だな。

仕事も家庭も落ち着けて活動したら良いとも言われるが…
無理無理。
他の人は兎も角、俺は食えない限り活動する意味が無いから。

毎日
父親と面会していると…益々やる気になって来た。

絶対にコレで生活して見せる。
目の前に可能性が見えて来たのに、ココで止めたらバカ…っていうか37年の意味が無くなる。

もう生まれ変わる訳にもいかない。

リセットは押したくない。
無駄だと判れば俺もバカじゃないから止めるが光が見える限りは。
0




AutoPage最新お知らせ