時間がないので非常に手短に。
今森美術館で開催されている「日本美術が笑う」と「笑い展」に行ってきたが両方ともなかなか面白かった。
「日本美術が笑う」では、円空と俵屋宗達が僕はいいと思った。特に円空は予想外によかったぁ。
伊藤若冲も多く出ていたが、僕はどうもこの人の作品が好きになれない。あまりに技巧的だけに見えすぎて鼻につくのだ。
「笑い展」は、ギム・ホンソック、ロドニー・グラハム、ジョン・ボック、木村太陽、カールステン・フラーなどが良かったが、これは僕の趣味性にあっていただけで、うまいなぁと思う作家はほかにもいた。
その中で特に僕が結構元気が出たのは、ギム・ホンソックだ。説明する時間がないのだけれど、映像も、着ぐるみの作品も二つとも良かった。
とにかくすごい作品だぁという訳ではないのだけれど、たぶん、反美術でもないけれど、現代美術のクオリティーやプレゼンのうまさ、クリシエに頼ってない「面白さ」で勝負しているのがしっかり見えていたのが良かったんだと思う。

ロドニー・グラハムのこの作品は思った以上に渋かった。でも良かった。