Pierre Huygh; Cerebration Park ; Tate Modern
[ I DO NOT OWN TATE MODERN ORTHE DEATH STAR ]
[ I DO NOT OWN SHOW WHITE ]
[ I DO NOT OWN MODERN TIMES ]
[ I DO NOT OWN 4' 33" ]
。。。。真っ白に光るネオンで書かれた文字。 そのビジュアルだけでもきれいだなぁと思ってしまった。今回の展示、白雪姫、チャーリー チャップリン、 ジョン ケージをもとに書かれた詩は不思議な潔癖さがあったように思う。
[GATES]一番広い空間には天井まで届くくらい、大きなドアが2枚(観音開きになるように)くるくるとダンスを踊るように浮遊していた。くるくると廻りながら、天井のレーンに沿って移動していく。ゆっくりと、そして入り口をふさぐドアの位置に向かう。ドアを塞ぐ瞬間、それは本来の姿に戻る。ドアとしてそこにあった。また数秒するとドアは開かれ、動き始める。童話の世界のような、というのは不思議の国のアリスのような、スケール感があった。
パペットを使っての映像、[This is not a time for dreaming]は、その映像の面白さに惹かれた。人形を使った話、途中、その人形劇を見ている人のカットがあり、その話と現実の2つの空間がある。また、話はちょっと複雑なのだが、1959年にハーバード大学カーペンターセンターを設計した建築家ル コルビジェが大学側ともめ、苦悩する話と、ピエール自体が40周年で招待され作品を作るのに苦しんだことと関連させて作っている。
ドキュメントと音楽を組み合わせた映像作品[ A Journey that wasn't]では2005年に南極へ不確定未定生物(のち、特殊なアルビノペンギンとわかる)を探しにいった記録とNYで行われた荘厳なオーケストラの映像を組み合わせている。南極を航海する雪と寒さの厳しさと、オーケストラの重厚な響き、またその怪しげな映像がマッチして面白かった。
映像作品はこのサイト内で見れます。
http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/pierrehuyghe/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Thomas Demand ; Serpentain Gallery
トーマスデマンドの作品は前に見たときも思ったけれど、真っ白なホワイトキューブで、ある意味、神秘的な雰囲気を醸し出している。また見ていて作り物のの空間が現実の空間と一致する瞬間が面白いと思う。
今回の展示では壁一面、壁紙を貼っている上に作品が展示されていた。壁紙は蔓草がいっぱいのプリントで、部屋ごとに色が変えられてた。今まで見ていた印象とがらりと変わった気がする。写真の内部から外に引き出されてしまったような、そんな印象だった。もちろん、コンセプトとして、デマンドが紙、コピーを使うという強さは変わらない気がした。
http://www.serpentinegallery.org/