WHITE CUBEとHALES GALLERYとALMA ENTERPRISESをまわった。
WHITE CUBE ではAnselm Kiefer の展示がやっていて、室内には三点の巨大な絵画が展示されていた。ひとつ380 × 560 cmの大きさで、色面の上に溶接して作られた船が数々張り付いている、海に船が浮かんでいる絵。表面には分厚い絵の具の層がみられ、ひび割れている。さらに何か文字も書かれていた。(読めなかった)
船の模型は荒々しい作りで、けど、ひとつひとつが船の立体として作られている。
展示空間に入った瞬間、大きな絵として目に飛びこんできた。
けど、近づいてみて見るとその表面の浮き出ている物が見えてくる。
次第に目が慣れてくると、遠くから眺めていて、その立体がまるでおもちゃの模型のようにも見えてくる。物質の強さが変化して見えてくるのが面白かった。
WHITE CUBEをでて、建物の前にある公園の中心にあるOutside the White Cube:Hoxton Squareでは少し小さい作品が30枚近くぎっちりと敷き詰められた展示だった。作品は上記のような作品形態で、左と右の面にその絵があり、真っ正面の壁には文字が書かれていた。こちらは圧巻って感じのインスタレーションでした。
HALES GALLERYではNeil Gallという作家の展示がしてた。
粘度やボール、発泡スチロールなど、割と小さめの素材を組み合わせ、ジオラマのようなモチーフを作り、(かなり素材感あふれるモチーフなのですが、)それを絵に描く。という作品でした。絵はうまかった。写実的な、とういうめんで。
そのモチーフになっている立体は面白そうだったけど、それをわざわざ絵にすることがあんまりよくわからない感じ。というのは、立体は立体で楽しそうに作っていて、絵は絵で妙に写実的な追求心が見えてきて、それが2度おいしい感じで見えてきちゃって、なぜかつまらなく見えてきてしまったんですよね。よくわかんないけど。
ALMA ENTERPRISESではJim Finerという作家が展示しており、これはインスタレーションで、レコードが動いているのを真上からビデオカメラでとり、その映像が数秒〜1分の遅れで真っ正面の壁にプロジェクションされるという作品。
どこかでみたことがある感じ。
と、まー、まだまだこちらの面白い展示がどこでやっているのかつかめていない感じです。ギャラリーが点々としていて、一気にまわれる感じではありません。
ギャラリー自体は大きいスペースから銀座の貸し画廊と同じくらいのスペースまで様々なようです。