武蔵野美術の最終巻 NO.20 「美術とモダニズム」のなかで、第四回「武蔵野美術」評論賞/受賞論文 土屋誠一著の「平面・反復・差異−アンディー・ウォーホルの二連画について」では、僕がデュシャンとキュビズムで書いたことと、かなり似ている意識で書かれていると思いました。
もちろんウォーホルとケリーなどの類似性というところなどはそれほど新しいものではないでしょうが、ウォーホルの絵画をある種テクストとして読み、かつフリードの瞬間性とシンタックスにおける矛盾をいうことによって、今の現代美術における一つの可能性と照らし合わせているようにも思え、共感できるところがありました。
もし前回のコラムに興味があった人は、そちらの論文のほうを読んでみてほしいと思います。