芸祭も3日目。みなさんお元気ですかね?このコラムもなかなかの廃虚っぷり。前回の書き込みから1ヶ月たってますね。それと重ねるわけではないけど、今年の芸祭は朝起きた時に晴れ晴れした気持ちになるくらい、盛り上がりませんねえ。なんだろ、もう年をとりすぎたのかしら。新人類ってよくゆうけど、共有するための空間のなかで、共有不可能な意志疏通のできない人種、それは新しい彼らではなく、自分自身なんじゃないかと。つくづくそんな事を感じます。
そんな中で。
キルビルみてきました。ビルを殺せ。2回目です。
この映画は言う間でもなく、クエンティンタランティーノ監督の最新作、ユマサーマン、ルーシーリュー、栗山千明などがでてきます。そう、彼女達はとてもいいのです。もうおわかりだとおもいますが、ブルースリーと同じ衣装を身につけたウマ、それだけで最高です。GOGO夕張こと、栗山千明もかなりうけます。おかしな日本語、そして日本だけに限られたおもちゃみたいなセット(飛行機、料亭、ハンゾウの刀)、学芸会のりのちゃんばら。もうギャグです、でも彼女達はポンポン場面展開をこなしてゆく。見ている私たちもついてゆく。めちゃくちゃなのに。そして、血、血、血です。
サントラ、、(始まりのバンバンの歌、終わりの演歌)、も重要な役目だとおもいました。
ただのアクションではないというところのアニメーションパートの存在、これはおもしろかった。
かなりはじけたB級です。
何人のひとがこの映画を好むのかわからないけど、とても楽しめました。続きがもういまから楽しみです。
で、話をもとに戻すと、この映画のだいたい半分くらいは東京が舞台なんですが、まったく違う町の東京、つまり東京みたいなTOKYOという未知の町で繰り広げられてる。そこにある種の不在感、新宿で見ている私たちの存在が実に皮肉に感じる。だからこそ議論も必要とせず、純粋に楽しめるのかもしれません。目の前の話に考えることもせず、ただついていけばいいのだから。
ストーリーもヤバければセットも危ういのに、ギリギリのところで、観る者をつかんではなさないのは、やはり展開重視、そこで音楽やアニメなどが大きな仕事をしているのでは。
それとそれと、3日くらい前に、死ぬまでにしたい10のこと、を見てきました。泣かせよう泣かせようとするストーリーはまあ悪くなかったですが、最後に原題「My life without me」を知った時に、はっとしました。邦題が悪いとかそういうんじゃないけど、あ、そういうことか、みたいな。この映画を観たいというひとにはレンタルビデオを待つのをお勧めします。
たいしたことも書けてないのに、だらだらと長い文章になってしまいました。我ながらよくわからない文章ですね。
と、石川君や飯村君みたいに言訳しときます。なーんつってな。ぷぷぷ。8