四谷アート・ステュディウム第一回公開批評セッションを
下記のとおり開催いたします。
なお、入場には、受講証の代わりとなるチケットが必要です。
電話による参加申し込みを受け付けています。
申し込み要領は、このメールの最後に記載してあります。
どうかこの機会をお見逃しなく、
知人・友人お誘いあわせのうえご聴講ください。
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Critical Olympics 01
[批評のオリンピック]
四谷アート・ステュディウム公開セッション
http://artstudium.org/2006/session/
『Prime Object
プライムオブジェクト――歴史を通り抜ける事物たちの思考』
■パネリスト:
岡崎乾二郎
中谷礼仁
松浦寿夫
岡田温司
田中純
浅田彰
郡司ペギオ幸夫
(各日のパネリストは下をご覧ください)
■日時:
2006年9月19 日[火]・20日[水]18:00−21:00(17:30開場)
■会場:
国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟4階セミナーホール
■定員:各日300名(要事前申し込み)
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近畿大学国際人文科学研究所、
四谷アート・ステュディウム公開批評セッションの第一回として、『プライムオブジェクト――歴史を通り抜ける事物たちの思考』を開催します。
プライムオブジェクトとはこの秋に待望の翻訳刊行が予定されている美術史家ジョージ・クブラーの『時のかたち』(George Kubler, "The Shape of Time", 1962)の基本概念です。
クブラーは、人間の制作した事物がそれぞれ規範として自律した体系を組織していくという、その独特の思想によって、一元的に閉塞した美術史および文化論の枠組みを大きく乗り超える道を開きました。しかしクブラーの思想が正確に受け継がれてきたとは必ずしもいえません。むしろ20世紀後半から21世紀にかけて、文化はますます一元化へと加速しつつあると見なされ、批評もそれに伴走し無力化していると言われています。
しかし事物の生産過程は決して一元化されることはない。
クブラーにはこうした徹底した技術的な視点がありました。事物の生産を司るのは、事物それ自体である。事物はそれぞれが一つの法である。批評の可能性は、このさまざまにあり得る生産過程に立ち返ることで確実に取り戻されるはずです。
G.クブラー『時のかたち』とほぼ同時期に出版されたE.H.ゴンブリッチ『芸術と幻影』、C.グリンバーグ『芸術と文化』、トーマス・クーン『科学革命の構造』、レヴィ・ストロース『野生の思考』などと共に再読し、今日の批評的膠着をもたらしたパラダイムを解体し、多数性へと再構築を試みるセッション。
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■企画:四谷アート・ステュディウム
■url:
http://artstudium.org/2006/session/
■主催:近畿大学国際人文科学研究所
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■パネリスト
●9月19 日[火]
岡崎乾二郎、中谷礼仁、松浦寿夫、岡田温司、田中純、浅田彰
●9月20日[水]
岡崎乾二郎、中谷礼仁、松浦寿夫、郡司ペギオ幸夫
■参加費:
1日券[前売]1000円/[当日]1500円
2日券[前売]1500円/[当日]2500円
■申し込み・問い合わせ/前売チケット取扱
[当日チケット]
当日参加申し込みについては、こちらをご覧ください。
http://artstudium.org/2006/session/info.htm
※残席がない場合は当日券は出ません。
[チケット取扱]
近畿大学国際人文科学研究所
東京コミュニティカレッジ 四谷アート・ステュディウム
〒160-0004 新宿区四谷1-5
tel. 03-3351-0591(9:00−16:00、日曜・祭日 休)
〔申し込み要領〕
事前に電話にて申し込みのうえ、
直接来所いただくか、
現金書留にて参加費をお送りください。
現金書留をご利用の場合は、
お申し込み者全員の参加日、氏名、年齢、電話番号、
メールアドレス、ご所属をB5程度の用紙に明記いただき、
9月16日(土)午前中までに届くよう手配ください。
当日、事前申込者用の受付を特設し、チケットをお渡しします。
書留の本人控えはセッション当日まで保管いただき、
インターネットなどで配達状況を確認してください。
なお、入場時の混乱や、郵便の不達事故などが懸念されますので
なるべく、四谷へ来所いただいての
参加費支払い・チケット引取りにご協力ください。