こんにちは。我☆殿です。
夕方になると幾分涼しくなってきました。夏が終わりつつあるようですね。
先程、電車に乗り込む時に蝉が鞄にくっついてきました。放っていたのですが、そのうち彼(?)は鞄をよじ登っていって私の肩で止まりました。
そのまま鳴くこともなく彼はただ、じっとしていました。下車して、近くにある木の枝にそっと戻したのですが、肩から剥がす時に彼はジッと鳴きました。
何だか少し切なくなりました。
思えば、蝉にしてもカゲロウにしても、ただ子孫を残すためだけに生まれ、そして死んでいくんですよね。
そんな彼らをみていて、彼らこそが生の本質を象徴している「いのち」の権化ではないかと、ふと考えました。
本能だけで生き、盲目的に子孫を増やし、そして滅ぶ。生の宿命を全うしつつ生きる彼らに、少しだけ思いをはせた夕方でした。
かなりの長文失礼しました。


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