「命」 …今日は重いタイトルですが、知人の甥っ子がバイク事故で命を落としたそうです。
こういう事って後になって「ああしてれば…」とか後悔の嵐ですよね。
このブログを見てくれている方の「バイク乗り率」はかなり高いと思われますので「バイクに乗る心得」を自分なりの表現でしてみたいと思います。
ワタクシは子供の頃からモトクロスをやっていまして、もう今はやめてしまいましたが15年位の歴があります。
レースの世界というのはクローズドされたコースで走るので当然対向車もいないしコーナーで曲がりきれなくても壁に衝突する事はありません。
出来る限りに安全設計されたところで走るので限界の走りが出来ます。
速く走る為に、時には限界を超えた走りも要求されます。
限界を超えて走れば転倒なんてしょっちゅう、、、
でもそれを繰り返してさらに限界点を上げて速く走れるようになります。
よく「昔モトクロスやってただけあってハーレー乗ってもうまいよね。」とか言われる事があります。
どいいう意味で言ってるのか分かりませんが「運転技術があるから飛ばせる」という意味で言ってる人もいるかもしれません。
でもそれは大きな間違いでワタクシから言わせて頂ければいくら運転技術があっても一般公道に出ればそれは意味のない物になってしまいます。もちろんあるに越した事はないですが、、、
そうではなくて自分の限界を知ってるし転倒した時の怖さを知ってるから飛ばさない。
仲間と走ってる時に気分がよくなってつい飛ばしてしまう、、、なんて事はあると思いますが限界を超えてしまったら…そんな時に何かが飛び出してきたら…考えるだけで恐ろしくなります。
バイクというのは車と違って体がむき出しなので衝突すれば間違いなくダメージを受けます。
ワタクシは常に「ここで何かが飛び出してきたら、、、」とか「大きな段差が突然あったら、、、」とか考えながら走っています。
そして「もしそうなった時対処できるのか」と。
今までレースで限界を超える走りをしていたので分かるのですが、限界というのは意外と低いものです。
限界を超えない走りをしていても一般公道では何が起きるか分からないので常に先の事を予測していなければなりません。
自分の限界を知らずに「テクニックだけでなんとかなる」と勘違いして飛ばす人がすごく多い気がします。
そして飛ばす人に限って限界を超えていたりテクニックだけで何とかなると思ってる人だったりします。
ワタクシが思う事は飛ばしたい人はサーキットなどに行ってきちんとした装備をつけて思う存分飛ばしてほしい。
そうすれば自分の限界も分かってくるし一般公道の怖さも分かってくるんじゃないかな。
サーキットなどで速く走る人ほど一般公道では安全運転をすると思いますよ。
技術を身につける事はもちろん大事ですがそれと同時に限界を知る事も同じ位大事です。
みなさんも楽しいバイクライフを過ごすためにももっと安全に乗る事を心がけて下さい。
長い文章に最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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