石ポンさんお待たせを致しました。
本日より「カスタムペイントの下地から仕上がりまで」を連載でお送りさせて頂きます。
モデルとして石ポンさんからオーダーを頂戴致しましたヘルメットでお送り致します。
お預かり致しましたヘルメットはビンテージモデルでかなり古く、キズもそこそこあります。
それをカメレオンのミニイエローライムというフレークペイント+ピンストライプ&ロゴ入れというオーダーにそって作業を進めてまいります。

こちらがそのヘルメット。パっと見はキレイですがさすがにビンテージ物ですのでペイントもくたびれております。
当店ではヘルメットをペイントする際、安全性最優先の為フチゴムなどは外さずにマスキング処理にて行いますがこのヘルメットの場合フチゴムがボンドなどで接着されておらず、ただ挟まっているだけでしたので外して作業をする事に致します。
さらに、、、内装の発砲スチロールも接着されておらずすぐに外れてしまいました。 これはハッキリ言って危険極まりない事であります!!
ビンテージのヘルメットという物はこんなものなのでしょうか!!
もちろん仕上がった時には当店で出来る限り外れない様に対応させて頂きますのでご安心を。

裸になったヘルメットをエアーツールを用いて旧塗膜の剥離を致します。
細かい所はもちろん手作業になります。
基本的に新品もしくは状態のいいものなどは剥離しませんが、今回はかなり古い物でしたので思い切って剥離致しました。

ご覧の様に塗膜をすべて落としました。
この白いのはFRPの表面のゲルコートと言ってヘルメットの下地の一番表面の部分になります。
ここまで剥離すれば後々トラブルになる事はまずありませんが、なにせビンテージ物、、FRPの部分もかなりくたびれている事は間違いありません。ただしこれ以上削ってしまうとヘルメットとしての性能が落ちてしまう為これより先のトラブルにつきましては不可抗力とでもいいましょうか、お客様に充分な説明をして了解を頂いてからの作業であるという事には違いありません。
日付も変わって眠くなってまいりましたので本日はこの辺で終了させて頂きます。
明日もこの続きをリポートさせて頂きます。
おやすみなさい



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