速報〜
追記あり(赤字)
ハーボニーの医療費助成が認められました〜。
セログループ1で、C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変に対するハーボニー治療が医療費助成の対象となりました。
肝がんの合併症のないものとするとありますが、肝がんの処置(がん摘出等の外科的内科的手術)をされた場合は、適用になります。
また、初回治療、インターフェロン再燃者や、無効者に対して、また、3剤併用療法の非著効者に対しても医療費助成が付きました。
助成対象となる治療期間は12週で、延長は行わない。ということです。
ダクラタスビル/アスナプレビルの非著効者に対しては、インターフェロンフリーの2回目の助成については、規制が付きました。
すでにHPにアップされている資料で、
「14ページの後半部分(2)インターフェロンフリー治療のついて」
の1つ目と3つ目は、この通りには決まってないので、勘違いしないでください。
ダクラタスビル/アスナプレビルの非著効者に対しての助成については
かなりの議論となりました。(前日の肝臓学会のガイドラインの作成の会議でもかなり揉めたようです)
議論された内容は、
インターフェロンフリー治療で不成功になった場合、
以後のインターフェロンフリーの治療に対する助成の申請についてです。
今のところ、ダクラタスビル/アスナプレビルの非著効者のハーボニーに対するエビデンスがないので、
肝疾患診療連携拠点病院の日本肝臓学会肝臓専門医が、「肝炎治療受給者証の交付に係る診断書」を作成するか、または判断してもらう。という規制が付きました。(文言が違うかもしれません)
※ 拠点病院の肝臓専門医じゃない肝臓専門医には、助成の申請の権限がないという事です。
ただ、拠点病院以外の肝臓専門医は、拠点病院の肝臓専門医に要請をして判断を委ねることは可能なようです。
←インターフェロンフリー失敗例の2回目助成についてのみです。
日本肝臓学会のガイドラインでは、( )書きで、NS5Aの耐性がない事を確認する
とい文言が入っているようです。ダクラ/アスナの非著効者のみだと思います。
ダクラタスビル/アスナプレビルの非著効者に対する治療について、エビデンスが出た場合には、改めて議論する事になるようです。
(※
エビデンスがない、いう意味は、ダクラタスビル/アスナプレビルの非著効者が、ハーボニーで治ったというデータがないという事です。)
(※ ダクラタスビル/アスナプレビルの非著効者が、2回目のインターフェロンフリー薬ハーボニーを使う事に規制がかかったのは、予算のせいではありません。勘違いされている方が結構いらっしゃいます。ダクラ/アスナの
非著効者がハーボニーでダメだった場合には更に大変な多剤耐性ができ、どうにもならなくなる可能性もあるかもしれないからだからです)
取り敢えずの私見的なご報告です。
誤記、訂正等間違いがありましたら、どうぞご指摘よろしくおねがいいたします。
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8/28 追記
日経メディカル
客観性のある正確な内容の記事が出てました!
「インターフェロンフリー治療失敗例への助成に慎重な意見
ハーボニーが医療費助成制度の対象に」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201508/543564.html
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