国府台病院の肝臓病教室に行ってきました。一部ご報告を・・・
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
第8回 肝臓病教室
平成24年12月1日 14:00〜16:00
国際医療研究センター国府台病院 肝炎免疫センター大会議室
司会: 肝炎免疫センター・肝疾患先端治療室長 村田一素 先生
演題
1、どうして高齢女性でC型肝炎が治りにくいのか? 肝炎免疫センター医師 平夆 智 先生
2、B型慢性肝炎治療の最近の話題 肝炎情報センター長 正木尚彦 先生
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
《どうして高齢女性でC型肝炎が治りにくいのか?》
〜女性ホルモンとの関連について〜
1、日本人の肝癌における男女の差
日本人の肝癌患者は、高齢になるほど増加するが、男性は45歳以降、女性は55歳以降に、特に上昇する傾向がある。
2、C型肝炎に対する治療効果の男女の差
◎女性では、C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療が、40歳を堺に効かなくなっている。
→ →女性ホルモン(エストロゲン)が、C型慢性肝炎の進行を妨げたり、インターフェロン治療の効果を強めたりしている可能性がある
3、女性ホルモンとC型肝炎との関係
⚫女性ホルモンの効果:
乳腺の発達を促す。
子宮や卵巣に働きかけ、正常な働きを維持する。
骨を丈夫にし、骨粗鬆症になりにくくする。
肝臓で悪玉コレステロール分解を助ける。
◎C型肝炎の女性では、閉経前の患者より閉経後の患者の方が、肝脂肪化が進行している。
◎C型肝炎のマウスに、女性ホルモンを投与すると、投与されていないマウスに比べて肝臓の繊維化の程度が低かった。
◎閉経後のC型肝炎の女性患者に、女性ホルモンを投与する治療を行ったところ、肝繊維化の進行が抑制された。
◎女性ホルモン(エストラゲン)は、C型慢性肝炎の肝繊維化や脂肪化の進行を遅らせたり、C型肝炎ウイルスの増殖を抑える効果がある可能性がある。
4、C型肝炎治療の将来〜テーラーメイド治療〜
◎骨粗鬆症治療薬のラロキシフェンは、乳腺や子宮には働きかけず、骨や肝臓には女性ホルモンと同様の効果をもたらす。
◎閉経後の骨粗鬆症のC型肝炎女性に対して、標準治療のペグ・リバに加えて、ラロキシフェンの内服を行い、治療効果が上がるか検討したところ、
→→
ラロキシフェン内服を加えたグループの完治率の方が、加えなかったグループよりも高かった。
また、副作用出現率は、標準的な治療と変わらなかった。
5、C型肝炎治療の将来 〜テーラーメイド治療〜
たくさんの治療法の中から、それぞれの患者に対して、最も適切な治療法を選べる、テーラーメイド治療が今後ますます発展して行く。
将来、特に完治しにくいとされている閉経後の女性に対して、女性ホルモンの効果を利用した治療法が行われるかもしれない。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
平夆先生の講演は、とても分かり易かったです。まだ研究途中であることも仰っておられました。
このラロキシフェンが、高齢女性の治療法のサブ?として、行われるといいのにと思いました。
女性ホルモン投与は、乳がんや子宮がんの出現率をあげてしまいますが、このラロキシフェンが乳腺や子宮に影響が無いとすれば、癌発生の心配もないということでしょうか。
きっと、追跡調査も行って下さることでしょう。
その他に標準治療に加えると治療効果が増す言われている
高脂血症薬や、ビタミンDや、セルベックス・・
私も先生におねだりして、治療のたびにこれまでにぜんぶ試して??みたんだけどな〜
効果が???
32歳の時から治療をして、閉経後の治療の副作用がきつくなっているのは、実感として感じていました。
「副作用を軽減するために、女性ホルモン投与なんて出来ないですかね?」
と、何年か前に主治医と話をした事があります。
先生は、C肝炎だけ治ればいいってものじゃないからね、と、別の癌発生を危惧されているようでした。
今回の骨粗鬆症薬が、服用後の数年後も癌発生がないのだとしたら、先生方の裁量で使用して欲しいものです。
今なら、カルテに、骨粗鬆症・・・って書いて、ラロキシフェンを処方しているくださる先生でないと・・・☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
🍅. 🍅. 🍅. 🍅. 🍅. 🍅. 🍅. 🍅. 🍅. 🍅
この頃、◯ちゃん正麺にはまっています。
今日は、初めて豚骨味を食べました。細麺で、美味しかったです。
うちの戸棚には、今、醤油、味噌、塩、豚骨の全部が勢ぞろいしました。
土日のランチは、正麺デーです。やっぱり醤油味が一番好きかな?^o^

8