昨日今日と連日講演会があり、どちらも出たかったが・・・
今日は母の特養施設に行く日なので、出かけられなかったので、昨日、“虎ノ門病院分院の公開講座”に出かけてきた。
熊田先生挨拶の後、鈴木義之先生のお話:
一番気になったのは
3剤併用と内服薬のみの治験状況
●NS3プロテアーゼ阻害剤とペグリバの併用療法の治験はほぼ終了している。
●現在は、NS5Aポリメラーゼ阻害剤とペグリバの24週併用療法治験中・・・今年中にほぼ終了してデータを出す予定。まだ治験者募集している模様・・・(ただし条件が厳しいが)
●もうじき、内服薬(プロテアーゼとポリメラーゼ)のみの24週治験が始まるらしい。
インターフェロンなしで、日本人ではどのような効き目があるのかとても興味がある。これは、虎ノ門病院のお得意さん(古くからの患者さん優先らしい)
●も一つ、シークレットな治験があるらしいが、この内容は公表されていない。(虎ノ門に通院している友人からの情報)もしかしてアリニア???
プロテアーゼ併用では、貧血と皮膚疾患が顕著な副作用として言われているが、先生のお話だと貧血は薬でどうにかなりそうなことが分かってきた・・・問題は皮膚疾患。ステロイド剤を使用しないと駄目だった人もいるくらい皮膚疾患は深刻。
次の3剤ポリメラーゼは皮膚疾患がプロテアーゼのようには酷くならないだろうと。
先生の話だと、プロテアーゼ&ポリメラーゼ&ペグリバという治療もありうると。
今年中に3剤併用と内服のみのデータが出揃うと、その後2年くらい・・・
適用までやっぱり3年か〜
鈴木先生は、
ペグリバで駄目だった人は、その適用までの3年のうちに悪くならないようにする為に、最低限 強ミノかウルソか瀉血治療を。
または、INF少量長期かβフエロン・リバをした方が良いと。
肝庇護剤は、炎症を抑えるため。
インターフェロンは、ウイルスがなくならなくとも、AFPを下げたり、肝臓を柔らかくすることがあるから、無駄ではない。ということ。
β+RBV併用療法の保険適用は10月だった為に、多くのデータはまだで揃ってないが、
今までのデータだと
1b SVR率 初回41.7% 再治療37.5% (48週)
2a/2b SVR率 初回91.7% 再治療100% (24週)
37.5%か〜〜
私はやっぱり、3剤併用までは、SVRは難しそうだな。
今週の診察で主治医とよく相談しましょっと。

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