2017/5/6

シロアリにご注意を  畳に関する対処法

家屋を蝕む最悪の害虫がシロアリです。
本日はそんなシロアリにやられてしまったお客様の施工例をご紹介します。

当店へお寄り頂きご注文頂いたお客様。
お見積り時お伺いすると昨年シロアリの害に遭い、床板修繕も行ったお客様の後ろの家でした。
部屋に入るとデジャブのような光景が・・・。

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6畳の和室に絨毯を敷き詰めそれを捲ったら白く小さなウジがいて殺虫剤を掛けたとお客様が話しました。
それこそがシロアリです!と畳を持ち上げると蟻道に沢山のシロアリが動いています。

実は昨年お世話になった前の家のお客様の和室も6畳間。
ジュウタンが敷かれており、旦那さんが何かおかしいと捲ったらシロアリで畳がボロボロだったのです


お客様の都合や大工さん、当店の都合で工事は直ぐに出来ないのでそっと畳を戻し、作業日まで我慢してもらいました。

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作業日当日、まずは畳を引き上げ、床板表面に見えているシロアリを殺虫剤で駆除し、採寸。
採寸終了後、大工さんに床板の修繕とシロアリの駆除、消毒をしてもらいます。
工場に戻り新畳を製作。

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午後、大工さんから床板の修繕が終わったと連絡をもらい、畳の納品です。
当店近所の工務店さんですので打ち合わせからの連携もバッチリで、畳替えと床板修繕が朝から夕方までに1日で終了します!

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床板修繕後、シロアリの消毒薬の臭いがしますが畳を敷く事により随分と軽減されます。
今回もお客様には随分とお喜び頂けました。
栄町安食B様、当店にご相談ご注文頂き有難うございました。


この様に畳替えをご検討された際のお見積り時にシロアリ等の被害を見付ける事が良くあります。
和室に於けるシロアリの害の特徴として、畳がブカブカする、物を退かしたら畳がボロボロになっている、畳と畳の間に砂の様な汚れが付いているなどの場合はシロアリを疑ってください。

1年を通して被害が聞かれるシロアリですが、5月〜10月が最も良く活動する時期となります。

和室に於けるシロアリの予防として、
絨毯を敷き詰めない。
タンスの下にダンボールを敷かない。
段ボールに本などを詰め込み畳の上に放置しない。
きちんと整理整頓をし、掃除をする。
基礎の換気口を塞がない。
数年に一度は畳替えのメンテナンスを行い、畳屋さんに畳と床の状態を見てもらう。
余裕があれば専門業者にシロアリ消毒や床下換気扇などをやってもらう・・・などでしょうか。

シロアリは湿気を好みます。
水回りやその近く、床下の湿気が強い部屋などは注意が必要です。

そんなシロアリに注意して欲しいお話しでした。

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タグ: シロアリ

2016/5/25

お部屋の状態で変わる事  畳に関する対処法

本日納めた地元工務店様のリフォーム現場。
2部屋の新畳工事で1部屋(6畳間)は入れ替え、間付きの洋間(7畳半)に畳を敷いてくださいとのご注文でした。

一人暮らしで荷物が多く、まずは6畳間から。
湿気が強く大工さんが床板を張り替え後、採寸。
新畳製作後、畳を納め7畳半の荷物を6畳間へ移動。

7畳半にはピアノ、オルガン、本棚、タンス、机、業務用のコピー機、大きなステレオ&スピーカー、ローボード、衣装ケース他、乱雑に置かれた洋服や雑誌、段ボールの山など足の踏み場もない状態。
おまけに洋間なので床には絨毯が敷かれ、荷物をどかさないと絨毯を剥がせない

まずは大量の細かい荷物を6畳間へ移動。
大きな荷物は部屋の中で移動しながら絨毯を剥がし、ようやく最後の机を持ち上げながら絨毯を剥がそうとすると何やら白く動くものが・・・。

机の後ろに本を詰め込んだダンボールがあり、床からダンボールへシロアリが蠢いています

更にステレオを退かすと床もブカブカし、床板を支える根太(タルキ)もやられていると判る。
採寸を諦め、大工さんへ電話。
床板の修繕とシロアリ消毒待ちになってしまった。
『 前にシロアリ消毒もしているんだけどこの状態じゃね 』 と大工さんも困り顔。

シロアリはダンボールが大好き。
以前もタンスの下に敷いてあったダンボールに床下からシロアリが上り、タンスや畳が酷い状態になっていた事もありました。
また、部屋に荷物を詰め込んだダンボールを何個も置いておいた所、退かすとシロアリだらけなんて事もありました。

昨日午後、床の修繕とシロアリ消毒が終わったとの事で採寸し、本日納品。

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大工さんには、『 サービスでカビ止め加工もしているけれど、この状態じゃ絶対にカビが生えますから 』 と伝えた。


シロアリ消毒をしていても、防虫紙加工やカビ止め加工をしていても、住まう人がキレイにしていないと何も意味がありません。
快適な空間というものはそれに見合った使い方や手入れをしないとダメなのです。

少しでも断捨離し、お部屋をキレイにして欲しいなぁと思いながら後にした現場でございました。


この先、関東では梅雨を迎え、夏に向け蒸し暑い日が続く事になると思います。
新しい畳に1番大敵なものが、高温多湿です。
お部屋の手入れ、湿度の調整などに注意して頂き、新しい畳で気持ち良く過ごせますよう、宜しくお願い致します。


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2013/11/8

寝汗に於ける畳への害  畳に関する対処法

こちらは4年前、新畳に入れ替えをして頂いたお客様の寝室の畳です。

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畳の上に布団を敷いていて、『 自分が寝ている畳の下が凹んでしまっておかしくなった 』 という電話を頂きました。
『 それはきっと寝汗で畳が腐ってしまったのでは? 』 と伝え、見に行くと案の定、寝汗で畳がダメになっておりました。

人は寝ている間、必ず汗をかきます。
人により、多い、少ないはあるでしょうが、朝起きて布団を畳む、片すなどをせず、敷きっぱなしが多い場合、畳にこもった水分、熱が逃げる事無く、畳を蝕んでいきます。
すると最終的に畳床が腐ってしまうのです。

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こちらのお客様、旦那さんと奥様、同じ部屋に寝ているのですが、旦那さんの下だけが腐ってしまいました。
『 冬場でも必ず良く水分を補給するから、俺は寝汗が多いんだなぁ 』 と言っておりました。

畳の上に布団を敷いて寝ている場合、朝起きたら布団を畳むか、位置をずらす、天気の良い日には布団を干すなどを必ずしてください。

万年布団で過した場合、畳は必ず寝汗でいつか腐ってしまいます。
そんな畳に於ける寝汗の害のお話しでした。




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2013/9/25

畳に付く不快害虫、シバンムシ  畳に関する対処法

たまにお客様から『畳から虫が出た』とご相談を受ける事があります。
今回も畳に付く不快害虫を紹介したいと思います。

ここで注意して欲しいのは畳から発生したと勘違いされる事が多いのですが、実際は畳が発生源ではなく、畳に寄ってきて繁殖してしまうという事を分かって頂きたいと思います。
それを踏まえて畳の害虫駆除や防除法などを参考になさってくださいませ。


先日相談を受けた害虫が 《 シバンムシ 》 です。
シバンムシとは体長1_〜3_(ゴマの様な大きさ)の赤褐色(茶色)の小さな甲虫で畳の上などをチョコチョコ歩き、飛ぶ事も出来ます。

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                  タバコシバンムシ

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              加害された畳、丸く小さい穴が開きます



タバコシバンムシ               

畳を食害するのが、タバコシバンムシで成虫は5月〜10月までの間によく活動し、主に粉物(小麦粉など)や乾麺、乾物などを好んで食害します。 
また、ドライフラワーや肥料(油粕など)、昆虫標本なども食害します。
シバンムシの厄介な所は何でも食べ、飛ぶ事もできるので(蛍光灯などの光に集まる)発生源を見極め、早めの駆除をしたほうが良いでしょう。

畳を加害した場合、畳表に2ミリ〜3ミリほどの小さな円い穴を空けます。
和室に大量発生してしまうと畳の至る所に小さな穴が見られ、幼虫はワラやイグサを食べ育ちます。

シバンムシ自体は人を咬んだり、刺すことはありませんが、繁殖してしまうとシバンムシの幼虫に寄生する アリガタバチ (体長2_程度)が発生し、人が刺されるなどの二次被害に繫がる事があります。 
※アリガタバチ(雌)に刺されると腫れや痛みを伴い、痒みが続きます

駆除方法としては、粉物、乾物や乾麺など加食されてしまったら廃棄、(予防としてビンなどに入れ密封する)標本やドライフラワーなどに付いてしまったら廃棄して、シバンムシのいる部屋で害虫用バルサンを焚きます。


畳が加害された場合、和室で害虫用バルサンを焚き、畳の下にはスミスリン粉剤を撒く事が有効です。
酷い場合(大量発生してしまった場合)は畳床から入替えるか熱乾燥機などで加熱駆除します。

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【バルサン いや〜な虫用】
    シバンムシ、チャタテムシ、アリガタバチにも効く有効な薬剤です


予防方法は掃除を心掛ける、台所の食品などはきちんと保管し(密封、密閉)なるべくお部屋の湿度を抑えましょう。
但し、なんでも食害するシバンムシの侵入を防ぐ事は非常に困難でありますので、大量発生させないように日頃から住いの手入れを心掛けてください。


畳に関するカビや害虫(ダニ)など何でもそうですが、日頃から掃除など手入れが行き届いていれば、殆んどの事は予防でき、快適にすごす事が可能です。
ワラ畳だから虫が出るという事はありません。


夏は涼しげに、冬は暖かく、ゴロリと横になれる寛ぎの空間。
きちんとした使い方、手入れをし快適なタタミライフを送ってくださいませ。
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タグ:  害虫 シバンムシ

2012/10/30

畳の下に住み付く不快害虫、カツオブシムシ  畳に関する対処法

チャタテムシに続き、今回は畳の下に住み付く不快害虫のお話をします。
ここで注意して頂きたいのは、畳から発生するのではなく、何らかの要因で外から浸入し暖かく暗い畳の下に潜り住処としてしまうという事です。

※害虫の写真を載せますので嫌いな方は注意してくださいませ


先日お世話になりましたお客様が下見の時に、 『 そうだ畳屋さん、この虫何でしょう?気持ち悪くて・・・ 』 と言うご相談を受けました。
『 襖や娘の服に付くんで困っているんです 』 と。

襖を見ると丁度1匹付いておりました。

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『 ああこれは、カツオブシムシの幼虫ですよ 』 とすぐ答えました。

カツオブシムシ、体長3oほどの甲虫で成虫はマーガッレトなどの白い花に集まり花粉をエサとしますが幼虫時は暗い所、風通しの悪い場所を住処とし、衣類(セーター)などの繊維質を食害します。
またカツオブシムシが人を刺したりすることはありません。


ワラ畳やスタイロ畳の下にはあまり見られませんが、建材畳床(木質ボード)の畳の下に見受けられる事が多いです。
今回もやはり、ボードを上げるとホコリに紛れ沢山のカツオブシムシの幼虫が居りました。

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               カツオブシムシの幼虫
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ここで御注意を、建材畳の下に必ず居る訳ではありませんし、畳が発生源ではありません。
当店の場合、幼虫の場合は畳の下に業務用のナフタリンを撒き駆除します。
ご自分で行う場合は、畳を持ち上げ、まず掃除機等で掃除をする。
そして気になるならバルサンなどを焚く事でしょうか。


また、日頃からお部屋の掃除を心掛けていれば大抵の害虫やカビなどの心配もありません。
畳の上にジュウタンやゴザを敷き詰めてしまっている場合や、和室でペットを飼っている場合、普段から手入れが出来ていない場合など色々な要因で害虫やカビの害というものは発生します。

畳の上にはなるべく何も敷かず ( 箇所箇所の日除けや痛み防止の場合は除く ) 日頃から掃除機などで手入れをし、部屋の風通しを良くする。
それだけの事で大抵の事を防ぎ、和室は気持ち良くお使い頂けます。

夏は涼しく冬は暖かい畳、日頃からきちんとした手入れをし、気持ちの良い畳生活を送って下さいませ。
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