2010/4/30

安売りチラシの結末  仕事

本日はHPからご注文を頂いたお客様の仕事でした。

先日下見に伺った所、どうも畳の様子がおかしい・・・。
『前回はどちらで?』と聞くと安売りチラシの業者に頼んだとの事。

『業者が下見に来た時安い品物が悪かった為、1万円の品で畳表替えを頼んだんですが・・・。』と言う事でした。

1階を見ていて、お客様曰く、『我が家の畳は琉球を頼んだのです。』と言うので『じゃあ、お二階がヘリ無しなのですね?』と聞くと『いいえ全部です。』との答え!?

どう見ても縁付きで、品物を良く見たとしても熊本の畳表でJAS1等品ぐらいにしか見えない。
どういう根拠で琉球の名を出したのか分からないが、とんでもないインチキ素人業者である(激怒)

表替えのはずなのに上前が目乗りとは程遠く、框はダンボールホチキス(呆)に返しは機械糸での粗い下げ縫い。
一分以上の隙間だらけと目も当てられない状態(涙)
しかも金額は1畳、1万円(滝涙)・・・この仕事なら5千円でも高いと思うほど。

『・・・とんでもない業者にやられましたね』と言う以外言葉がありませんでした。

ここ数年で1番の酷さと言わざるをえませんでした。

そして今日作業当日。

その畳の状態がこれです。

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一昔前に流行った(素人業者が使った)ダンボールホチキス、表の切り方にも驚愕です。

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ペンチで全てキレイに抜きました。 錆びてしまってるのでとても大変です。
12畳分、全部で250本ほどあったでしょうか。

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表をめくると思っていた通り、床糸までバッサリです(激怒)

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隙間だらけの畳になぜか? 2枚だけプラコーナーがタッカー止めされています。
隙間を埋める目的とは思えない所に・・・もちろん取り外しました。

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返しは機械糸での下げ縫い、間隔はなんと3寸5分です!(大呆)

こんな業者が横行しているのですから酷いものです。
何処だか判れば文句も言いに行きたいぐらいです。

大抵のお客様がそうなのですが、今回のお客様も何処の業者か覚えていないとの事でした。



安いし、よく分からないからついと頼んでしまったのが運のつき、逆に畳を壊されボッタクリに合ってしまう。
これが最近多い現状なのです。
安い値段を売りにしている業者には本当に気を付けて下さい!




さて全て取り払った所で、大補修です。
床ムラをとり、隙間を直し、1畳の框を数箇所縫い止めし・・・すごい手間です(大汗)
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ですが、不具合を直すのが私たち職人の仕事。
見てみぬふりで表を張ってしまってはもう職人ではありません。

納めに行き、キレイに仕上がってお客様にも喜んで頂きました。
『ずいぶん直してもらって、手間も掛かったのにこの金額で良いんですか?』
と言って頂きました(嬉)

その答えは・・・もちろん、私は畳職人です! 不具合を直すのは当たり前なのです!
その違いに気付いて頂いただけで嬉しいのです!

当店を信用して頂き頼んでいただける限り、明日からも頑張りましょう!

帰ってからは昨日仕上げたアパートのサラの敷き込み。
そんなこんなの今日の仕事でした。
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