今日は安城まで行ってきました。安城商工会議所で開催された「ISO39001取得事例に学ぶ!交通事故発生による経営リスク回避セミナー」を聞いてきました。
ISO39001は「道路交通安全マネジメントシステム」のことです。
これについて行こうと思ったのは、先日、私の名刺にISO9001や14001の審査員補という肩書が書かれていたからでしょうが、ISO39001の初歩について教えて欲しいという電話がありました。私はISO39001は ISOマネジメントシステム規格の共通要求事項が記述された附属書SL(Annex SL)に対応した規格であることぐらいしか知りませんでした。本を1冊買ってみたのですが、ISO39001の内容を知らず、コンサルの経験も無い私としては本の内容が理解できず、ISO39001のコンサル経験のある中小企業診断士の方を紹介することしか出来ませんでした。今後、コンサルをするのであれば、せめて初歩ぐらいは理解しておく必要があると思いました。
前半はススムパートナーズ株式会社の長澤進氏による「ISO39001道路交通安全(RTS)マネジメントシステムの有効活用法」と題した話でした。50分程度でしたが、ISO39001の初歩について、実際のISO39001のコンサル経験も踏まえて話されました。時間が無かったのですが、レジュメの内容を復習した上で、再度本を読んでみれば今度は理解できるのではないかと思いました。
後半ですが、「ISO39001取得活用事例」発表として、株式会社安城自動車学校の代表取締役の石原慧子氏による話でした。
私は、安城自動車学校の名前は「おもてなし経営企業選」で知っていました。おもてなし経営は経済産業省が提唱している社員の意欲と能力を最大限引き出し、地域・社会との関わりを大切にしながら、顧客に対して高付加価値・差別化サービスを提供する経営のことを言い、関西ではキックオフ関西の忘年会会場だった「道頓堀ホテル」も選出されています。
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昨年8月に東京に行ったついでに「日本技術士会経営工学部会」に行ったのですが、その時のテーマが「おもてなし経営」で、おもてなし経営企業選で選出された武蔵境自動車教習所の高橋社長の話を聞いたのですが、その時に次の年に愛知県の自動車教習所が選出されたことを言われていました。その愛知県の自動車教習所が安城自動車学校でした。社長が高橋社長と同じく女性ですし、話を聞いて見たいと思っていました。
内容はなぜISO39001を取ろうとしたか、認証取得に当たってのメリットとデメリットなどについて話されました。
それから、直接ISO39001とは関係ないのですが、16日から21日まで安城自動車学校内で「生命のメッセージ展」を開催されます。昨年11月に京都テルサで開催された時は私も行きました。
http://fine.ap.teacup.com/takezumi/3832.html
「生命のメッセージ展」は犯罪被害者や遺族の方々の苦悩や思いを共有すると共に、一般の人に生命の大切さを考えて頂くために全国で開催されていますが、京都開催の時にも亀岡での無免許で居眠り運転の少年が運転する自動車にはねられて亡くなられた3人の方がの等身大の人形と靴なども展示されていました。
亀岡の場合は無免許でしたが、免許を持った人であっても事故を起こしたり、その後の救護に問題があったりして死に至らしめることもあります。そういう点で自動車教習所がドライバーの教育機関である必要がありますし、 「生命のメッセージ展」を自分の自動車教習所で開催されるというのは、さすが「おもてなし経営企業」であると感じました。
ISO39001というのは、9001や14001に比べると馴染みがないので、参加者は少ないかと思っていたら25人程度の方が来られていました。中にはISO39001を認証取得した企業の方も来られていました。やはり愛知県は自動車関連には興味がある人が多いと感じました。
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