今日は、リサイクルシステム論公開講座に行ってきました。
前半は「京都力を活かした環境・循環政策 〜新たな挑戦〜」と題して門川大作京都市長の講演でした。
京都の環境政策について話がありましたが、裏話の部分は興味深く聞くことが出来ました。
・京都は1000年を超えてもモノづくりや物語つくりが続いている。
・日本は着物などにしても畳むなどして大きく使って小さくしまう文化がある。
・京都市は国の環境モデル都市に選定された時は補欠であった。例えば富山市はLRT、堺市は太陽電池といった大きな取組があった。しかし、京都市は大きな取組では無く100の取組をするということだったが、その後の評価はAランクであった。
・関西電力の株主総会に行ったが、1年で風化してしまった気がする。
・「Do you kyoto?」はCOP3に参加したこともある今のドイツ首相メルケル氏が言った言葉だが今や京都は都市の名前で無く動詞になっている。
・クリーンセンターを動物園のような環境の教育の場にしたい。
今日は、前半終了後、ミニ懇親会が開催されました。
後半は「金属リサイクルの現状と今後 〜経済産業省の3R政策への取組〜」と題して経済産業省産業技術環境局環境政策課長の渡邊厚夫氏による講演でした。
経済産業省の政策として、資源循環(3R政策)の推進やレアメタルリサイクル、小型家電リサイクル法などについて話がありました。リサイクルは日本でも必要ですが、市場規模は人口減少もあってさほど大きくはならない。今後は中国やインド、ASEANでリサイクル分野の市場規模が大きくなるとのことでした。
先ほども言いましたが、今日は門川市長も交えてミニ懇親会がありました。
ニュースでご存知の方も多いでしょうが、マスコミのいうところの「乾杯条例」が成立しています。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/article/22639
こういった条例が初めて成立したのが、京都市です。しかし、この条例は酒の飲めない人に対する配慮が全くありません。私は酒が飲めなくて昔は無理やり飲まされたりして苦しい思いをしたこともありましたが、最近になってこういったことが少なくなって酒の場に(酒は飲みませんが)行くことは多くなっています、しかし、酒の飲めない人に対する配慮の無い条例は「アルコールハラスメント条例」というべきでしょう。
この時は、門川市長に配慮してか、お猪口に継がれた日本酒を係りの人が配りに来ました。私は拒否して端にあったウーロン茶を持ちましたが、本来配るのではなく協力をお願いして日本酒の好きな人が取りに行くというのが筋でしょう。
京都市のアルコールハラスメント条例である「京都市清酒の普及の促進に関する条例」ですが、第1条には目的として
「この条例は、本市の伝統産業である清酒(以下「清酒」という。)による乾杯の習慣を広めることにより、清酒の普及を通した日本文化への理解の促進に寄与することを目的とする。」
とあり、第4条には市民の協力として
「市民は、本市及び事業者が行う清酒の普及の促進に関する取組に協力するよう努めるものとする。」
とあります。
第1条に清酒による乾杯が清酒の普及ですから、今回私が清酒で乾杯しなかったのはこの条例の第4条に違反する行為ではないでしょうか?これには罰則規定はありませんが、飲めない人が清酒による乾杯を拒否すれば違反になることは条文上確かでしょう。
これは人権問題の一つだと思うのですが、市政与党の自民党、民主党、公明党だけでなく野党の共産党も賛成しての全会一致での成立でした。条文を見ても乾杯の習慣を日本文化への理解の促進と繋げてくるところは共産党が嫌いそうに感じるのですが、酒造関係者に尻尾を振っておこうというところでしょうね。君が代や国旗を強制されても死ぬことはありませんが、飲めない人なら酒を強制されれば死ぬ場合もあるのですが。
ブログランキングに登録しました。下記のクリックをお願いします。
人気blogランキングへ

0