先週、総持寺駅前の「ねぼけ温泉」に行きましたが、総持寺駅で降りたのは初めてでしたので、総持寺にも初めて行ってみました。
総持寺駅からさほど離れていないのですが、総持寺で検索すると総持寺一丁目に行ってしまい迷いました。総持寺駅の南側の道から北西の道を歩いて行くのが良いと思います。
仁王門の前に手水舎があったのですが、前に進むと蓮の葉から水が自動的に出てくるものでした。
それから「補陀洛山 総持寺」と刻まれた石柱があったのですが、土台部分は亀になっていました。
この寺は亀に由来します。
総持寺が元慶3年(879)頃に藤原山蔭によって創建されました。山蔭の父、藤原高房は淀川を船で下っている時に漁師達が一匹の大亀を捕らえていたのですが、今日は十八日で観音様の縁日だからと自分の着物と交換し、大亀を河に放してやりました。その夜、継母のたくらみにより高房の子である山蔭を川に落とされてしまいます。嘆き悲しんだ高房卿は「観音様、今一度我が子山蔭に、亡骸としてでも会わせて下さい。」と観音様に祈念されたところ、昨日助けた大亀が山蔭を背に乗せて現れたというものです。この「亀の恩返し」の話は、今昔物語集にもあります。
本堂に参拝した後、鐘楼に行きました。もともと永享6年(1434)の銘がある梵鐘でしたが、平成26年に新造されています。この鐘は自由に撞くことができます。ゴーンと撞いて見たのですが、結構長い時間響いていました。
境内には多くの建物があったのですが、ペット納骨塚というのもありました。また、「ぼけ封じ・近畿十楽観音」6番礼所になっています。
また、西国三十三所22番礼所にもなっています。西国三十三所は養老2年(718)、大和国長谷寺の開基である徳道上人が閻魔大王からお告げを受け、起請文と三十三の宝印を授ったのが始まりと言われていて、来年1300年になります。1300年を記念していろんなイベントがありますが、その中で「スイーツ巡礼」というのがあります。各札所の名物菓子を食べながら巡礼するというものです。総持寺でも「亀の恩返し」というかりん糖が売られていたので買いました。
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