「技術士補は小学3年生 国家資格1次に最年少合格」
技術士
今日は技術士の話題です。
東京新聞のサイトに「技術士補は小学3年生 国家資格1次に最年少合格」というのを見ました。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014010490135458.html
このニュースを見て非常に不快に感じています。アマチュア無線で3歳で合格というのを聞いたことがあります。おそらく、親が受けさせているのでしょうが、趣味の資格ですから興味が無くなればやめれば良いだけのことです。
しかし、技術士補と言ってもプロの士業の資格です。小学3年生では受験すべきか正しい判断の出来ない年頃であり、間違いなく親が無理やり受けさせているのでしょう。この小学3年生の名前を見てバカ親のように感じますが(笑)、小学3年生と言えば自分で何に適性があって行く道を選択させるには早すぎます。理系文系が分かれる高校ぐらいまではバカ親の勝手で選択肢を狭めるべきではありません。
このニュースを見て、この小学3年生の父親と亀田三兄弟の父親とがダブってしまいました。亀田三兄弟の場合、父親がプロボクサーになれず、子供に勉強もさせずに自分の夢を託した訳ですが、この父親もそういったところがあるのではないかと感じます。亀田三兄弟はいわば逃げ場のない状況で見事に3人とも世界チャンピオンになりましたが、逆に逃げ場のない状況で挫折してしまった場合、20年ほど前の話ですが、将棋のM九段が息子に殺された事件を思い出してしまいます。
この話を最初に知ったのは2ちゃんねるでしたが、亀田三兄弟の父親なら叩きまくるのにこの父親を批判する書き込みがほとんど無かったことについて違和感を感じざるを得ませんでした。実際はこういった親は山ほどいるのでしょうが、亀田三兄弟の場合はTBSなどそれによって金儲けしようとする取り巻きが大きな問題だったと思います。
亀田三兄弟が子供のころもそうですが、小学3年生の今、やらなくてはならないことはあるでしょう。まあ、技術士第一次試験に合格してとりあえず終わりで今後については将来考えるというのならまだ良いのですが、今回は東京新聞が取り上げてしまったことで、父親だけでなく、一部のアホ技術士が社会に貢献できていないから知名度がないのをほったらかしにして、今回新聞に取り上げられたことをいいことにして、亀田三兄弟のTBSのように世間のことをほとんど知らないこの小学3年生を技術士の知名度アップの客寄せパンダにしないか心配です。
また、いろんな士業の人と交流していると技術士は他の士業に比べて内向きで、他士業と交流している人というのは非常に少ないように感じますし、そういった技術士によって、小学3年生の将来が大人の勝手によって狭められてしまうようにも感じます。
私は母方の兄が両方とも医者であり、母方の兄弟の子供が私以外全て女の子だったために、母は私が小学生の頃は医者になってくれという想いもあったようです。しかし、私はというと小学校高学年の頃は法律に興味があって法律家になりたいという非常にぼんやりした希望がありました。結局、英語と国語が全くダメなので理系に進みましたが、自由にやらせてくれたことについては親に感謝していますし、また登録はしていませんが、行政書士、社会保険労務士、マンション管理士、そして今回中小企業診断士と4つも国家資格の士業を受験し、合格したというのは小学校高学年の法律に興味があったというところから始まっているようにも感じます。医者の娘であった私の従姉は塾だ家庭教師だで最終的には医者になっていますが、私だったらこういう生き方では間違いなく悔いが残っていたと思います。
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