ニュースを見ていると「9月入学」が見送りとなったそうです。9月入学にするという話を聞いた時に「火事場泥棒で日本を日本で無くするのか」と憤慨しました。宮城かどっかの知事が「9月入学に世の中の9割以上が賛成」などという妄言を発したかと思えば、今日のニュースで立憲民主党の安住淳国対委員長が9月入学を見送ったのは安倍首相の責任などと発言していますし、宮城県はおかしいのが多いのでしょうか?
欧米で9月入学が一般的なのは「麦の国」だからです。秋に種をまいて夏に収穫します。夏に休みが長いのは最も忙しい収穫期に子どもを働かせることが出来るわけです。
それに対して日本は春に種をまいて秋に収穫します。今は「勤労感謝の日」になっていますが、戦前は「新嘗祭」という祭日で、天皇陛下がその年の収穫に感謝して新米が食べられるようになりました。また、確定申告で税金を納めるのは3月、収穫してお金が入ってきてから税金を納める、昔は年貢でした。それを欧米と同じの9月に変えるようなことがあれば特に困るのは自然が相手の第一次産業です。自然に逆らうと災害や疫病が起こるのは今までにも何度もあったことです。
戦後に「サンマータイム」というのがありました。いわゆる欧米などで採用されている「夏時間」でGHQの強制でした。
「サンマータイム」というのを初めて聞いたのは、子どもの時に漫画の「サザエさん」でした。初期のサザエさんは戦後すぐだったので、「サンマータイム」が出てきました。
その時の4コマ漫画
1コマ目
サザエさんが近くのおばあさんに「とけいがとまったんですがなんじでしょう」
おばあさん「みてきましょう」
当時はテレビも電話もほとんどなかったですから、時計が止まった時はこれが普通だったのでしょう。
2コマ目
サザエさんの家でサザエさん「まだ七時半だって」
波平、マスオ、カツオ「あーよかった」
3コマ目
再度サザエさんが近くのおばあさんに「おばあさん サンマータイムにしてあるんでしょうね」
おばあさん「ハイちゃんと一じかんおくらせてあります」
4コマ目
波平、マスオ、カツオが慌てて家を出る
私がこれを読んだときオチがわからなかったので、母に聞いたところ1時間遅らせるのじゃなくて1時間進めなあかんと言われてオチがわかりました。
サンマータイムは、自然を相手にする第一次産業の従事者にとっては夏時間にしても自然は変わらないわけで悪評でした。日本が主権を回復した後、「サンマータイム」は廃止されました。
サンマータイムにしても9月入学にしても日本の自然を軽視して欧米のマネをしてしまうとしっぺ返しが来ることは明白です。
正直、宮城県知事の言った「世の中の9割以上が賛成」というのはどうしても納得がいかないのですが、9月入学が検討された際にサヨク連中など日本を日本で無くそうとする反対するだけの勢力がイチャモンを付けたというのは聞かなかったですし、この期に及んで安住淳が文句を言ってきたというのは、日本を潰そうとする勢力は9月入学に賛成だったのでしょうね。

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