今日は笹塾の小笹さんから誘われていた泉涌寺での「京都綜學大会」に行ってきました。最後までどうするか迷ったのですが、お世話になっている人であれば少し高くても買う守護神が「宝」のツクヨミである私から来ているのでしょうか?(笑)
祭日を含めて月曜から土曜まで仕事でしたので、今日は朝6時に起きて身の回りを片付けてから泉涌寺に行ったのですが、着いた時は10時を回っていて開会宣言をしていました。
笹塾では「林英臣勉強会」で林先生の話を聞きますが、今回は林先生の師範代の方のお話でした。
午前中は綜學の話でした。まず、「やまと言葉」で、小平市議会議員の伊藤央さんが講師でした。
日本には皇統と日本語が必要で、この2つがあれば占領されても復活することが可能とのことでした。占領した際にはその土地の言語を消すという政策を行ってその国の文化や多様性を消すということがなされます。そういえば、以前道明寺天満宮の南坊城宮司が戦後GHQが日本語をローマ字表記にしようとする動きをしていたのを思い出しました。
次は、「文明法則史学」で文明法則史学研究所の服部匡成さんが講師でした。
文明法則史学については笹塾の勉強会で林先生が仰られていましたが、社会秩序(SS)と文明サイクル(CC)のサイクルがあって、文明サイクルについては800年ごとに興隆が西洋と東洋で移動し、今は興隆が西洋から東洋に移る時期であるとのことです。実際、アメリカやヨーロッパは過去の力を失い、中国が台頭するという状況が見えています。そこで、日本としてはアメリカの従属にはならない脱米(反米ではない)の日本独自の文化を育てて行くこと、カナと漢字や神仏習合のように2者択一ではなく2つを融合させることが必要とのことでした。
午前中最後は「原大本徹」で茨木市議会議員の福丸孝之さんが講師でした。
「原大本徹」は原点、大局、本氣、徹底を確立するすることで、志を達成するというものです。例えば「本氣」であれば志では自分はこうしたいという思いは必要ですが、「公」という考え方が無ければただの利権にしかなりません。私の場合、就職において平気で法律違反をする年齢差別、既卒差別を訴えていますが、今ひとつ伝わらないのは「徹底」が欠けているように感じました。
昼食は精進料理の弁当でした。その間、後藤亜沙子さんの茶道、井上須美子さんの能が披露されました。
昼食後は参加者全員で江戸時代の天皇の御陵などがある「月輪陵」や「後月輪陵」の参拝でした。泉涌寺や月輪陵などは以前に行ったことがありました。
しかし、その後入らせていただいた舎利殿は初めて入りました。舎利殿は通常非公開ですが、泉涌寺のご厚意で入ることが出来ました。舎利殿は釈迦の歯(仏牙)を奉安する霊殿です。謡曲の「舎利」では足疾鬼が仏牙を奪い取った際に足の速いことで知られている韋駄天が追いかけて取り返したというものです。また、天井には「鳴き龍」があり、手を叩くと「ビビビーン」というような反響音が返ってきます。
午後は、「綜學」を経営や政治に活かされている方の話で、まず、衆議院議員の藤田文武さんのお話でした。藤田さんはベンチャー企業を経営されていますが、今年の大阪12区の補欠選挙で見事当選されました。林先生は林政経塾で「共生文明」、「高徳国家」、「公益経済」の3つを挙げられていますが、藤田さんは企業理念として「共生経営」、「高徳経営」、「公益経営」の3つを挙げられています。パクリのように思いますが、企業理念として3つとも必須の内容だと思います。
それから、政治として泉大津市長の南出賢一さんの話でした。南出さんは一昨年市長に就任されましたが、子どもでもわかるような市民に寄り添った政治をされています。改革をすれば抵抗勢力が足を引っ張ろうとしますが、成し遂げてほしいと感じました。
林先生の林政経塾は政治家になろうとする人のための勉強会ですが、一般の人で綜學を勉強したい人のために、昨年「名古屋綜學院」が開院しましたが、来年1月から京都でも「京都綜學院」が開院します。今まで、お金、時間、私の理解能力からこれを受講するのは難しいと思っていましたが、今回の各講師の方のお話を聞いて理解能力についてはどうしようもありませんが、あと2つについては努力次第で何とかなるので検討してみたいと思いました。
大会ではしきりに参加者の横のつながりを行って居られました。遠方から来られていた方もいて、これを逃すと再度縁を結ぶのは難しいことはわかっていたのですが、守護神が「ツクヨミ」特有の「出番待ち対応」でなかなか自分から行けないことで後になって後悔してしまいます。
この大会は70人以上の方が参加されていたそうです。運営スタッフの方も多数おられましたが、このような機会を提供して頂いてありがとうございました。

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