バスケットの国際試合で地上波中継はオリンピックを除けば今まであまりなかったのではないでしょうか?
FIBAランキング48位の日本代表はランキング1位のアメリカと対戦しました。A代表がアメリカと対戦するのは47年前のミュンヘン五輪の「盗まれた金メダル」のアメリカ以来ですが、当時はオリンピックにプロの参加は認められておらず、アメリカ代表といっても学生主体で金メダルを手土産にNBAに行くという選手が多かったです。ですから、実質初対戦でしょう。
結果は45-98の大敗。これは誰もが予想できたと思います。しかし、日本バスケにとってはここからが正念場ではないかと思います。サッカーでは98年フランスでのW杯初参加で日本は1勝も出来ませんでしたが、4年後ベスト16に入ることになりました。逆にラグビーは95年のW杯でニュージーランドに17-145の「ブルームフォンテーンの悪夢」以降、永らく冬の時代に入ってしまいました。
サッカーのW杯と違って決勝トーナメントに残れなくても17-32位決定戦があります。グループEの3,4位のトルコ、日本にグループFの3,4位のニュージーランドとモンテネグロで17-32位決定戦を戦います。ニュージーランドはグループFでブラジルに94-102、モンテネグロに93-83、ギリシャに97-103で1勝2敗、モンテネグロはグループFでギリシャに60-85、ニュージーランドに83-93、ブラジルに73-84で3連敗です。しかしFIBAランキングはアメリカ、チェコ、トルコよりは下位ですが、モンテネグロが28位、ニュージーランドが38位と日本より上です。久々のW杯出場で盛り上がっているバスケ界ですが、ここで大敗するとラグビーのようになってしまいかねません。最低、どちらかには1勝してほしいものです。

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