今日は午前中、京都駅前のYIC京都中央学院での「八百万の神一期特別講座」の再受講をしました。しかし、昼休みに中座して同志社大学に向かいました。
この日は社会保険労務士試験の試験日でしたが、14年前の合格時にお世話になったiDE社労士塾の選択式解答速報配布の手伝いをしました。配布は合格時の翌年の平成17年にも手伝ったのですが、この時は配布するのが午前10時20分の試験開始前でした。今回は試験終了後に午前の選択式の解答速報を配布することでした。
社会保険労務士試験を御存じない方に説明しますと、午前は「選択式」、午後は「五者択一」です。午前の選択式は20の選択肢があって、5か所の空欄に穴埋めするものです。ちなみに私が受験した14年前の選択式の「労働基準法・労働安全衛生法」ですと
1 労働基準法第92条においては、就業規則は、法令又は当該事業場について適用される(A)に反してはならないとされており、また、同法第93条においては、就業規則に定める基準(B)労働条件を定める(C)は、その部分については無効とされ、この場合において無効となった部分は、就業規則で定める基準によるとされている。
2 いわゆる過労自殺に関する最高裁判所のある判決によれば、「労働者が労働日に長時間にわたり業務に従事する状況が継続するなどして、疲労や心理的負荷等が過度に蓄積すると、労働者の心身の健康を損なう危険のあることは、周知のところである。労働基準法は、労働時間に関する制限を定め、労働安全衛生法第65条の3は、作業の内容等を特に限定することなく、同法所定の事業者は労働者の健康に配慮して労働者(D)を適切に(E)するように努めるべき旨を定めているが、それは、右のような危険が発生することをも目的とするものと解される。」と述べられている。
選択肢
@管理 A行政官庁の命令 B行使 C事実たる慣習 D整備 E待遇 F短縮 Gと相違する H内規 Iに違反する Jに対する人事権 Kに達しない Lの就業環境 Mの従事する作業 Nの労働時間 O労使慣行 P労使協定 Q労働協約 R労働契約 Sを上回る
この時の正答は
(A)Q労働協約
(B)Kに達しない
(C)R労働契約
(D)Mの従事する作業
(E)@管理
でした。それぞれの科目で5か所の内、3か所以上正解する必要があります。ただし、受験生全体の平均点が悪かった場合には2か所以下でもOKな「救済」が行われる科目があります。
選択肢を見るとややこしい言葉が並んでいますが、A〜Eのどこに当てはまるものかは穴埋め問題と考えれば何となくわかると思います。
ところが、平成16年で大事件が起こったのは「健康保険法」の問題でした。
70 歳以上で一般所得者である被保険者に係るある月の一部負担金は、高額療養費制度がなかったとしたならば、X病院の外来療養分が8,000円、Y病院の外来療養分が32,000円、Z病院の入院療養分が50,000円であった。
この場合、外来療養に係る高額療養費の算定基準額(自己負担限度額)が(A)円で、高額療養費として支給される額が(B)円となる。
これに入院療養分を加えた全体としての高額療養費の算定基準額が(C)円であるので、全体としては、高額療養費の金額が(D)円となる。
ただし、入院をした場合の一部負担金の窓口払いは算定基準額までであり、それを超える一部負担金は高額療養費として現物給付化されるので、Z病院の窓口で払う額は一部負担額から現物給付分を差し引いた額である。
したがって、実際に償還される金額は(E)円となる。
選択肢
@48,600 A8,000 B40,000 C24,600 D25,000 E32,000 F28,000 G15,400 H40,200 I35,400 J72,300 K77,700 L23,800 M11,800 N49,800 O52,200 P15,000 Q9,800 R37,800 S12,000
先ほどの問題と違い、全て数字ですのでA〜Eのどこにも入る可能性があります。
この時の正答は
(A)S12,000
(B)F28,000
(C)H40,200
(D)N49,800
(E)B40,000
でした。
この金額は各種テキストに記載されていたのですが、当時受験予備校の間では過去問から見て金額を問う問題は出題されないというのが「定説」でしたので、講師もサラッと流していたところが多かったようです。全く予想外の出題でB、D、EはAとCの額がわかっておれば簡単な計算で満点なのですが、AとCの金額が頭に入っていなければ全て誤答になって0点で足切りになるという恐ろしい出題でした。結局合格発表では2点だけでなく1点の人も救済されたのですが、私が受験した時は昼食休憩の時は机の上で泣いている女の子が多数見られたのが印象に残っています。
本題に戻りますが、2時半に4人が集まって、受講案内が入っている袋に解答速報を入れる作業をして3時半ごろに同志社大学新町校舎に到着しました。受験予備校など7団体ほどが来ていました。
択一式の終了時刻は4時50分なのですが、時たま受験生が会場から出てきました。ただし、問題用紙をもらって帰るには最後までいなくてはいけないので、あまりやる気のない受験生という感じで「お疲れさまでした、解答速報です。」と言っても受け取ってくれる受験生は少なかったです。終了10分前の4時40分からは退出禁止になり、一時的に受験生は出て来なくなるので、その間に水分を補給しました。そして4時50分に終わり、少しすると受験生がどっと出てきました。4人はそれぞれの位置に立って門からまっすぐ行く人、右に曲がる人などに対して解答速報を渡していました。ただ、一般的なビラ配りに比べると受け取ってくれる人は多く、「解答速報です」と言いながら袋を見せると向こうから貰いに来る人もいました。そして5時15分になって校舎から出てくる人もいなくなったので撤収しました。
今日の京都の最高気温は午後2時42分の36.6℃、午後5時の気温が34.4℃でしたので非常に暑かったです。
解散後は京都駅に戻り、YIC京都中央学院の隣のアパホテルのレストランで行われていた一期講座の直会に乱入してきました。
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