中小企業診断士に登録後更新のためには、「知識の補充要件」と「実務の従事要件」の2つが必要です。「知識の補充要件」は「理論政策更新研修」を5年の内に5回以上受講すること、「実務の従事要件」は中小企業の経営の診断、経営に関する助言などを5年間で30日以上従事することが必要です。私の場合、「実務の従事要件」残り1年で20日必要であり、このままでは更新できません。来年4月には登録抹消するか休業するかになると思いますが、もう1つの「理論政策更新研修」はとりあえず満たしてきたいと思います。
実は昨年は受講しておらず、3回受講する必要があります。初めて受けたのは診断協会のものでしたが、余りにも内容がひどく、7割ぐらいは居眠っているものでした。2回目は一昨年「実践クオリティシステムズ」という研修機関を見つけ大阪に申し込もうとしたのですが満員で、名古屋で受講しました。
今回は大阪で受講することが出来ました。場所は経士会でおなじみのエル・おおさかでした。
まず、講師の松山陽子氏から「実践クオリティシステムズ」の紹介がありました、診断協会以外の研修機関としては老舗的な研修機関で、前社長が研修機関を作ろうと考えたのは診断協会の研修内容に疑問を持たれたからだそうです。
研修は最初に「中小企業を取り巻く経営環境」で、2017年版中小企業白書と2017年版小規模企業白書の説明でした。
その後、「あなたの知恵からイノベーションを」という題で、参加者28人が5つのグループに分かれてのグループ演習でした。実在する段ボール包装の会社が事例企業で、ビデオで社長のインタビューが流されました。次にこの企業に対してオスロマニュアルにおけるイノベーションの4類型の内、どの方向性で企業に助言するか、その方向性でどのような方策が適切かをグループで討議して発表するものでした。まず、各々がテキストを読み込んでからそれぞれ発表して、それをグループ内でまとめて発表しました。いろんな業種の方がおられましたので、いろんな角度からの提案がなされ、私ではここまで思いつかないと思えるものもありました。
最後に修了証を頂きました。
「実務の従事要件」はとりあえず無視するとして、「知識の補充要件」はあと2回受けておきたいと思います。実践クオリティシステムズは来年も受けるとして、もう1回は他の研修機関で受けてみようかと思っています。
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