今日は、岡本府議が主催している「教思无窮会京都勉強会」に行ってきました。
この勉強会では、「松下幸之助翁の教えに学ぶシリーズ」になっていますが、前回の久野潤先生の「松下幸之助翁と日本」でした。
http://fine.ap.teacup.com/takezumi/4820.html
今回はPHP研究所専務取締役の佐藤悌二郎氏による「21世紀のリーダーに向けて」〜松下幸之助翁が何としても伝えたかった事〜でした。佐藤氏は松下幸之助本人よりも松下幸之助を知っている人だそうです。昨日、さざれいしジャパンの「お伊勢参りバスツアー」で椿大神社の「松下幸之助社」を見た私としてはタイムリーな内容でした。
松下幸之助が戦後PHP研究所を創設した経緯として、戦時中軍部に協力して製造して、松下自身は何の落ち度もなかったのに結局お金が入ってこなかったことと、戦後、日本の税金は世界一高く、これでは働いても意味が無いことでした。政治も変えていかなくてはならないということからとのことでした、
佐藤氏から、毎月PHP誌上で発表された「PHPの言葉」、松下が設立した「政治経済研究会」などを紹介して頂きました。
PHPのシリーズ企画で「政治を大事にしよう」という欄があって、その中の標語に「国民が政治をちょうしょうしているあいだは嘲笑に値する政治しか行なわれない」、「民主主義国家におおては国民はその程度に政府しか持ちえない」というものが印象に残りました。例えば昭和20年代生まれに多い自分のことしか考えないダメ世代が出てくると田中角栄のような自分や身内の利益しか考えない政治家が出てくるように感じました。
「松下幸之助の人間観・人間道」という話では、「人間は、宇宙の動きに順応しつつ、万物を活用して、自他ともの繁栄を生み出すことのできる本性が与えられていることによって、人間は万物の王者である」、「万物の王者として、万物万人を生かしつつ、共同生活の進歩向上を図っていくという人間としての基本の使命を、お互いが正しく自覚認識することが、繁栄、平和、幸福実現への第一歩である」、「素直な心を基本に」では、「素直な心とは何ものにもとらわれない曇りのない心である」、「素直な心は、お互い人間が、真の繁栄、平和、幸福を実現していくための基本の心、鍵である」という所では、私にはやや難しく感じた部分もありましたが、日本の足を引っ張って利権を得ようとする連中はこれとは真逆ということはわかりました。
途中、昭和57年のPHP京都会議で松下幸之助氏が88歳の誕生日の前日にスピーチされたビデオが放映されたのですが、「現状のままでは、日本はどうなっていくんか」とか「20歳若返ってやっていきたい」などというものがありました。私の場合だと雇用の年齢差別についてであれば、20歳若返って30代前半になったなら、日本では雇用のチャンスは間違いなく大きくなるのですが、通常米寿を前にすれば、これからもまだ一仕事したいとは思わないと思います。
今日の勉強会で良かったことは、講演終了後10人程度のグループで感じたことなどを発表し合ってその内容をグループの代表者が発表することでした。グループで私以外の方は内容をよく理解されていて、自分の立場にかみ砕いて発表されていました。
懇親会はメルパルク京都でビュッフェバイキングでした。初参加の方が自己紹介される時間がとられたのですが、結局私も自己紹介することになって、最終的には全員が自己紹介しました。
ただ今回気になったのは、勉強会、懇親会ともかなりのドタキャンがあったような感じがしました。Facebookのイベントページを見ると満員で受付終了になったりしたので、ぎっしり満員だろうと思っていたのですが、そうではありませんでした。特に満員で受付終了となった際には行きたくても断念した人もいた可能性もありますから責任を持って参加すべきでしょう。
実は先週大阪七墓巡りルアーの時、第二夜が楽しかったので、終わった後に第三夜も申し込んで参加したのですが、その前に別のイベントに参加申し込みをしていたのを忘れていて、それに気づいたのが1時間前、キャンセルのメールを送りましたが、キャンセル料が必要だったので振り込みました。聞くところによるとキャンセル料を振り込まない人もいるようですが、今回のように申込者の落ち度100%の場合は当然キャンセル料を振り込まないといけないと思います。ドタキャンをしたのは誰だかわかりませんが、そういう連中は信用できないということでしょう。
次回ですが、9月27日水曜日19時から「松下幸之助の言葉」〜直弟子から孫弟子へ〜という題で松下政経塾1期生で林秀臣政経塾塾長の林秀臣氏のお話です。
https://www.facebook.com/events/1186211198191124/
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