先週の金曜日は、エコプロダクツと診断士口述試験模擬面接に行ったのですが、土曜日は東京の社労士スキルアップ研究会に行きました。忘年会が池袋だったので、ホテルは池袋にして2泊する予定だったのですが、考えていなかった診断士2次筆記試験の合格で日曜日に大阪商業大学まで行かなければならないことになりましたので、土曜日はキャンセルして忘年会終了後そのまま京都に帰るスケジュールに変更しました。
今回も内部講師の方の講義2本でした。
前半はお2人の方が「営業力 〜すべての人に必要なスキル〜」と題して発表されました。
まず、伝える力として、言われたとおりに図形を書くワークがあったのですが、参加者それぞれが違う結果になりました。これは他のセミナーでも聞いたことがありますが、口頭では相手に思っていたことが伝わらず、誤解を招く場合が多いです。
次に、自分の仕事を同僚に頼みたいが、同僚は別の仕事で忙しい場合、どうしてお願いしてOKをもらうかというワークでしたが、これは解答に困ってしまいました。まずは、頼む前に相手の負担を減らすように仕事を整理するのは当然として、自分が同僚に対して先輩なのか、同期なのか、後輩なのかで対応は変わってくると思ったからです。後輩であれば忙しいと言っている仕事の中で無駄と思えるところを探して指摘するのが良いと思うのですが、先輩にはそういうわけにはいきません。「君にしかお願い出来ない」とか「君の仕事の一部を手伝うから」と言うのがあったのですが、私なら本当に忙しい場合にそのように頼まれたら「お前に俺の仕事がどれだけわかるんだ」と言ってしまうと思います。
それから商品を購入してもらいたいためにどのようにお客様に接客するかというワークもあったのですが、私はお客様が本当に何を必要としているのか(例えば高機能、形、低価格)を正しく聞き出すことだと思いました。その内容は解答にもありましたが、「みんながそれを買っている」というのは個人的にはキャッチセールスに捕まるような人でないと無理なのではないかと感じました。
営業力は伝える力以外に、巻き込む力、聴く力というのがあり、ロールプレイングを交えた楽しい講義でした。私は営業経験ゼロですが参考になる話でした。
後半は「年金のお話 〜(1)遺族年金の改正点と問題点 (2)障害年金の請求について〜」と題してでした。
国民年金法で「遺族基礎年金は、被保険者又は被保険者であった者が死亡したりした場合にその者の妻又は子に支給する。」とあります。また、遺族厚生年金は配偶者に支給されますが、夫の場合は55歳以上で60歳までは支給停止です。すなわち「主婦」と「主夫」とでは差があったわけですが、今度の改正で「主夫」も同じ条件になります。
ところが、政令で改正されるとのことですが、死亡者が死亡当時、国民年金の第3号被保険者であった場合には遺族基礎年金のみならず、遺族厚生年金も不支給になるというのがあり、例えば従来なら死亡当時第3号被保険者であっても厚生年金の被保険者期間が25年間あれば遺族厚生年金が支給されましたが、それが不支給になるようです。この点は今後注意すべき点であると思いました。
あと、障害年金を請求するに当たって必要な条件や書類などの解説がありました。
年金を専門にしている人にとっては、物足りなかったかもしれませんが、今回は先月社労士試験に合格して勉強会初参加という方もおられました。あまり敷居の高い講義は好ましくなかったと思いますし、今月この2つの講義にしたというのは正解だったと感じます。
終了後、池袋で忘年会でしたが、歴代の代表幹事の方なども参加されていました。この研究会は東京で私と同期の平成16年合格の事務指定講習を受講されている方が始めたもので来年10年目になります。関西でもその2年後の合格者が初めまして東京では119回、関西では78回を数えます。
私が初めて参加したのは事務指定講習のメーリングリストを見て、その日に東京へ行く用事があったので、笹塚で開催された第4回のスキルアップ研究会に行ったのが初めてです。
関西は最初は順番に講師をするということで私も第7回に「労働安全マネジメントシステム」について講義しました。ISOを社労士の方に話したというのはこの時だけです。
これまでのスキルアップ研究会の参加回数を年ごとに調べてみると
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 合計
東京 1 2 3 2 2 2 4 2 2 20
関西 5 5 6 4 6 4 3 33
東京のスキルアップ研究会は20回も参加していることには驚きました。
次回の社労士スキルアップ研究会ですが、東京、関西とも来年1月18日です。
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