今日は久しぶりに夕立がありました。アメダスを見ると17時から18時の1時間で京都市は24.5ミリの降水量があり、気温も33.0度から26.4度に下がっていました。しかし、京都の周りの観測地点では降水量は0ミリでしたから局地的に降ったようです。
今日はルビノ京都堀川で開催された「新京都府環境基本計画及び京都府・京都市地球温暖化対策条例に係る府民意見交換会」に行ってきました。

現在新たな「京都府環境基本計画」、「京都府地球温暖化対策条例」と「京都市地球温暖化対策条例」の改正について案がまとまりパブリックコメントを募集しています。その説明と府民との意見交換が行われました。
まず、京都府と京都市の環境審議会会長の内藤正明京都大学名誉教授による「今なぜ持続可能な社会が求められているのか」と題した講演がありました。
この中で興味深かったのは、以前国立環境研究所などの研究チームが経済や生活を損なうことなく70%削減が可能であるということです。そして2つの未来像として「ドラえもん型」と「サツキとメイ型」を示しました。
「ドラえもん型」というのは経済発展や技術志向が強い未来像で温室効果ガスの排出量は増えるが、技術などの発展で減少させることが出来るとのことです。一方の「サツキとメイ型」は地域重視や自然志向が進み物質的豊かさからの脱却で製品需要が鈍るなどして温室効果ガスの排出量は減るとことによって達成出来るとのことです。
私は、国民全員が協力する必要のある温暖化対策としては「ドラえもん型」を中心に進めるべきだと思います。「サツキとメイ型」はそれに合う人と合わない人の差があると思いますし、合わない人に無理やりやらせようとしても反発を食らいますし、長続きしません。あとは一部にいる環境教育の能力レベルが低いために起こる反対のための反対をする「環境エゴイスト」を生み出さないような日ごろからの教育が必要だと思います。
あとは、京都府と京都市の担当者から環境基本計画や地球温暖化対策条例の説明がありました。
地球温暖化対策条例の目標は「長期目標」が「2050年までに温室効果ガスが大幅に削減された「低炭素社会」の実現を目指す。」で「中期目標」は「2030年度までに1990年度比で40%削減」、「中期目標達成のために」「2020年度までに25%以上の削減が必要であり、その対策を地球温暖化対策推進計画に規定する」というものです。
施策としては、自動車販売事業者にエコカーの普及と共にエコカーの販売実績を報告させるや特定事業者についてはISO14001やKES、エコアクション21などの環境マネジメントシステムの導入を義務付ける、また大規模排出事業者に削減計画を出させて削減させると共に市民などが省エネ等でCO2を削減したものを大規模排出事業者に売ることができる排出量取引のようなシステムを計画しているようです。
最後は質問の時間になりました。私は時間の都合で質問することが出来ませんでしたが、京都工業会や企業団体、NPOの方等が質問されていました。ある方が言われていたこの方策をして実際に目標が達成できるのかという質問については私も同感でした。あくまで方策は目標を達成するための手段に過ぎません。
それから私がこういった集まりで意識しているのは、今回は質問できませんでしたが、私も仕事等で質問したり質問を受けたりするのでどうすれば分かってもらえるような質問や回答が出来るかです。そういう意味では最初にNPOのジイサンが長々と8分25秒も質問していましたが、何が言いたいのかさっぱりわからなかったです。NPOの人にこういった人が多いのですがNPOは「非営利」ですから「金なり」である時間はルーズになるのでしょうか?さすがに司会者も回答が終わった後に「簡潔にお願いします」と言っていました。またさすがだなと思ったのが、8分25秒もとりとめも無く質問されれば私なら「訳がわからん」で済ましてしまうでしょうが、担当者の方は内容を理解され回答されていたようでした。
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