昨日環境セミナーに行ってきたのですが、その中で生物多様性の話がありました。
「COP15」というのは聞かれた方も多いと思います。昨年は「気候変動枠組条約」の第15回締約国会議がデンマークのコペンハーゲンで開かれ、鳩山首相が1990年比で25%の温室効果ガスの削減を掲げました。
一方、タイトルの「COP10」は「生物の多様性に関する条約」の第10回締約国会議であり、今年名古屋で開催されます。
この条約は生物の多様性を「生態系」「種」「遺伝子」の3つのレベルでとらえていますが、特に問題になっているのが「種」であり、現在20分に1種の割で絶滅が起こっていると言われています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100301-00000098-mai-soci
日本ですが、「生物多様性国家戦略」の改定案として、2050年までに生物多様性を「現状以上に豊かにする」との目標を掲げました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100302-00000107-mai-soci
しかし、現実は02年の国連生物多様性条約第6回締約国会議で合意した「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」との目標について「全体として損失傾向は止まっているとは言えない」であり、目標達成出来ていないようです。
温室効果ガスでもそうなのですが、生物多様性の損失を減少させるには、政府、企業、市民の連携が必要だと思います。しかし、温室効果ガスだと省エネなど我々が出来ることが頭に浮かぶのですが、生物多様性を豊かにする対策というのはパッと思い浮かびません。この辺りは政府が先頭に立って啓蒙活動をすべきだと思います。
ブログランキングに登録しました。下記のクリックをお願いします。
人気blogランキングへ

0