午前中で私用は終わって、もう一日山口に泊まります。昼からどこへ行こうかと思っていたのですが、大津島にある回天記念館へ行ってきました。
回天とは太平洋戦争で使用された「人間魚雷」です。潜水艦から魚雷を人間が操縦して人間魚雷ごと敵の軍艦にぶつけるというものです。
JRの徳山駅から歩いてすぐの徳山港から大津島へ航路がありて、徳山港から船で30分ぐらいで馬島港に着きました。そこから歩いて10分ぐらいのところに回天記念館はありました。
石の門があって記念館まで通路があるのですが、その脇には回天で戦死された方の名前の小さな石碑がありました。
中に入ると視聴覚コーナーがあります。いつもこういったところは途中で出て行ったりするのですが、当時を証言される方の映像が流れると思わず最後までみてしまいました。
展示室には制服などがあったのですが、見入ってしまったのが、家族等に宛てた遺書でした。多くの遺書を見て、60年以上前になぜこういったことをしなければならなかったのか考えてしまいました。そして今でも「自爆テロ」とか悲惨なことが繰り返されています。今の自爆テロは宗教がからんでいますので難しい部分もあるのかもしれませんが・・・。
あと大津島には回天発射訓練基地跡もありますが、これも見に行ってきました。
今日、回天の関連施設を見て私が言いたいのは、「歴史をありのままに伝えること」、そして誤ったことについては「それを繰り返してはならない」ということです。
その「繰り返してはならない」というのはそれ以上でも以下でもありません。例えば殺された人数が多かった少なかったとか責任はどこにあるとか言ったりする人がいるのですが、これに何の意味があると思いますか?結局これらを言う人の後ろには思惑や利権が見え隠れします。
例えば、よく強制連行や虐殺で何人だったとかいう話がありますが、そんなものは関係ありません。1人であれ何十万人であれ我々がやらなくてはならないのは、そういった事実が1人でもあったのであれば、「決して繰り返してはならない」ということです。また誰の責任とかいうのも関係ありませんし、それでその「繰り返してはならない」ことがゆらぐものでもありません。
以前私が京都で横田めぐみさんの写真展をみたことがありましたが、少なくとも北朝鮮は日本で起こった過ちを繰り返したわけです。
以前ブログで朝鮮総連の強制捜査に抗議している者を批判したとき、過去の歴史を日本が謝罪していないとかコメントに書き込んだ真のバカがいましたが、我々は過去の歴史をありのままに見て、誤ったことを繰り返さないのは当然ですが、過去の歴史を自分の経済的又は政治的な利権にしようとする者に対しても毅然とした態度で臨むべきだと思います。
写真は
http://mixi.jp/view_album.pl?id=21448529
まで
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