1年3ヶ月ぶりに死刑執行されたというニュースを見ました。
私は、死刑制度については「消極的賛成」でしょうか。被害者の家族が死刑にして欲しいなどというのを聞くたびに現状では存続はやむを得ないのではないかと思います。
ただ、納得がいかないのは死刑に反対する人が死刑執行をした時に抗議行動をすることです。前法務大臣は死刑執行命令書の署名を拒否したとのことですが、司法が決定した死刑を行政である法務省が変更したとすれば、行政の司法介入になるのではないでしょうか。司法に関わっている日弁連が抗議をしていますが、司法権力の低下につながってしまいかねない行動ではないかと思います。
死刑に反対するのであれば、裁判中に死刑判決を出させないようにする。良い悪いは別にして、例えば検察官や裁判官に抗議、圧力をかけて死刑判決を出させないようにする方法があるのではないかと思います。それを死刑執行してから行政庁に抗議するというのは、死刑反対の政党、団体など政治的な思惑、死刑制度の政治的利用を感じてしまいます。
法務省にしても、法に則って執行したのであれば死刑執行された死刑囚などを公表すべきではないでしょうか。こそこそ死刑執行しているような気がして、悪いことをしているというイメージを与えます。
逆説的ですが、死刑廃止するなら誰かを公開処刑するように持っていったほうがいいのではないかと思います。一般の人が死刑執行の瞬間を見たとすれば間違いなく死刑制度反対が増えると思うのですが。
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