今日は朝から工場保健会。血液検査の結果は前回薬のお世話になることとなった尿酸値は正常値になったのですが、血糖値が依然として高い。例によって運動するようにとの指示がありました。
この後、新技術開発センターの技術士受講ガイダンスのために大阪へ。西院駅でそういえばJRのICOCAが阪急でも使えると聞いていて、ラガールカードが無かったので、ICOCAで行こうということでICの自動改札にICOCAをかざすと、ピッピと鳴ってゲートが開きました。「おお、使える」とい感じです。
ところが、梅田駅で改札から出ようとすると、残高不足で出られませんでした。近くの精算機に行ってもICOCAは使えなさそうでした。そこで駅の事務室へ行くと、ICOCAで精算できる機械は一つしかなく、ICOCAは残額精算は出来ず、いくらかチャージして改札を出てくださいとのこと。結局千円チャージして出ることができましたが、非常にドタバタしました。
地下鉄の本町で降りて、靭公園の「大阪科学技術センター」へ。ここは一度行った記憶があるのですが、なぜ行ったかは思い出せませんでした。
技術士のガイダンスには70人程度の人が集まり1時からガイダンスが始まりました。技術士講座を担当されている技術士の先生からいろんな話を聞くことが出来ました。
・一次試験は知識を問うものであるが、二次試験は技術士の能力のあることを証明する試験であり、素質のあるものを合格させる試験では無い。
・業務経歴論文に対応するには、日ごろから質の高い仕事を行うこと。
・業務経歴論文に文章力は必要ない。書くべきことが頭に深く入っているかが重要。
・業務経歴論文を書くにあたって、仕事の目的、ねらい、目標、実現する上での課題を3つから5つ出す。1つしか出ないのは、前提を決めてしまっている。
・一度業務経歴論文を書いてみて、実際の課題に沿っているところをマーキングすると良い。無駄な記述がたくさんある。
・口答試験の試験官は大学の先生が多くなっている。彼らにも伝わる表現が必要。
・技術士は専門的応用能力が必要であり、自分の今までの仕事を他に応用できるかが必要である。
そして、後半は大阪のベテラン技術士の先生から、技術士合格の体験談と技術士取得後の業務展開の進め方について、お話がありました。その方の部門は私が受けようとしている「経営工学」でした。
・技術士にはコンサルティングエンジニア(自営技術士)、コンサルタント会社に勤務する勤務技術士、企業内技術士がある。
・まず願書を出すこと。
・業務経歴論文にはコンサルティングエンジニアリングにふさわしいものとすること
・業務経歴論文は最低5回は書いて、ここの講座や知り合いの技術士とか他人に見てもらって添削してもらうと良い。
・技術の程度が低いと思う必要は無い。失敗事例でも改善して対応した内容をありのままに書くこと。
それとこの先生で面白いと思ったのが「技術士に必要な七つの意識」で「この木モカコーヒー」という語呂で7つがあるとのことでした。
すなわち、
こ 顧客意識
の 納期意識
木 協調意識
モ 目標意識
カ 改善意識
コー コスト意識
ヒー 品質意識
で、今の私の仕事でも必要な7つの意識だなと思いました。
4時過ぎにガイダンスは終わったのですが、後半に講演された「経営工学」技術士の先生と「私も経営工学で受けようとしています」と言っていろいろ話をすることができました。
その先生が合格された時の経験論文の下書きの古びた青焼きを見せていただいたり、口答試験の苦労談とかいろいろ話をすることができました。
話をしているうちに5時前になってしまったので帰ることにしましたが、最後には名刺交換をしていただいて、「業務経歴論文を書いて送ってもらったら添削するよ」とまで言っていただきました。社労士の方とは何人も名刺交換をしていますが、技術士の方と名刺交換をしていただいたのは初めてでした。
少し話をしただけで経験論文の添削をしてもらうのははあまりにも図々し過ぎますが、新技術開発センターの業務経歴論文講座も厳しく添削指導していただけるようなので受講を検討したいと感じました。また、この先生から「二次合格しないと意味が無いよ」と言われました。今まで技術士の二次合格は気の遠い話と思っていたのですが、今回のガイダンスを聞いて何年かかるか判らないですが技術士になってみたいと思いました。
今年の技術士二次試験は8月6日に行われ、願書配布とインターネット申し込みは3月1日から始まります。今回講演された2人の先生が2人とも願書を提出するときの内容で試験は始まっていると言われていました。実際の試験は半年先ですが、実質的にはまもなく始まるのだなと思いました。私としては業務経歴論文に耐えうる経歴と今までの仕事の棚卸しからしようと考えています。
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