本来の目的であった私用は午前中に終わりました。
そこで昨月開業したつくばエクスプレスに乗ってみました。ところが、駅の中で「万博記念公園」という駅があって、20年前の科学博を思い出しました。科学博には学生でしたので、大学の友人と10回ぐらい行きました。最後に行ったのは最終日、調べてみると1985年9月16日ということでほぼ20年前になります。あの時は「蛍の光」となぜか西条秀樹の歌が交互に流れていたのを思い出します。終点つくばで降りる予定を変えて、万博記念公園で降りてみました。
改札の出口で「万博記念公園方面」というのがあって、出てみたのですが、お断りとして万博記念公園へは徒歩25分〜30分かかりますとの貼り紙がありました。一瞬迷いましたが、今日はこれから特に予定も無いので、行ったれと思いました。駅から出ると科学博で展示されていた岡本太郎のモニュメントがありました。駅が出来てここに移設されたそうです。
それにしても、駅前から家というものが全く見えません。何というところだと思いながら、道を歩いて行きました。案内板というものも全くありません。30分ほど歩いたのですが、田畑と農家だけで公園らしきものは全く見えません。すると左手に林の隙間から近代的な建物が見えました。そちらの方に行けばいいのではと思い、少し引き返してその方向に向かいました。
しばらく歩くと人とすれ違うことは全く無いものの、車とすれ違うのが多くなってきました。その建物の前につくとそこは「テキサスインスツルメンツ」だったのですが、その道を隔てたところが公園でした。何も無いところでしたが、調整池であった「ぽっちゃん湖」がありました。また、当時の案内看板が残されていましたが、案内地図は消されていました。
芝生では家族連れがボール遊びをしていたのですが、芝生に座りながらあの子供は科学博の時は生まれてなかった、お父さんお母さんは小中高校生だったのかなとか思っていました。この辺にどんなパビリオンがあったのかなと思ったりもしたのですが思い出せませんでした。
公園を一周してみると、博覧会で使われていた門がありました。博覧会の時はもっと広かったのですが、かなりの部分が企業の所有地になっていました。
公園から駅へ戻って、つくば駅へ。絶対行ってみようという気になったのが「つくばエキスポセンター」です。プラネタリウムは休止されていましたが、科学博の展示物がありました。その中で当時の会場の模型があったときには年甲斐も無く身を乗り出して見てしまいました。テキサスインスツルメンツのあったところは、あの時は電力館だったんだとか、当時ジャンボトロンがあったところはテニスコートになっていたなぁとかです。
科学博は企業パビリオンが多かったですね。三菱、NECと行ったいつも出展しているところもあれば、集英社、講談社、ダイエーとかこういうところも出展していたのかというものもありました。
公園へ行くまでは疲れましたが、20年前を思い出すことが出来ました。
今日のニュースでは愛・地球博の入場者数が科学博を追い抜いたということですね。

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