社労士試験もあと3日となりました。昨年の私の社労士試験の思い出を振り返ってみたいと思います。
場所は前年と同じく、同志社大学の今出川校舎。8時半ごろには烏丸今出川に着いていました。地下鉄の出口から大学の門までは各団体がビラ配りにズラッと並んでいました。私は全て受け取りました。
昨年の場合、各団体の模試を13回受け、択一式については1回を除き50点以上で、全ての模試で各科目5点以上を取っていましたから、恐かったのは選択式でした。大学の構内に入るとまだ開場時間にはなっていませんでした。ベンチで受け取ったビラの中から、直前チェックのみを取り出して目を通していました。もしかしたら直前チェックの内容から出題されることがあれば、見ていなければ不利になるという思いがありましたから、一種の精神安定剤的な役割をしていたと思います。
開場時間になって試験場へ入場。前年は自信が無かったのですが、今回は選択式を何とかすれば合格すると思っていました。
選択式の問題が配られて開始。まず労基・安衛ですが、労基の3ヶ所は何とかなったと思いました。安衛については、出題された条文は覚えていなかったのですが、穴埋め問題だと思ってやってみました。
次の労災についてはクレアールの直前チェックにあった内容なので、安心して解くことができました(結局1ヶ所間違えましたが)。雇用については法改正項目が含まれた答練や模試で出てきた内容なので問題はありませんでした。次は問題の一般常識です。
労一ですが、IDEの一般常識ゼミで出てきたような内容でしたので、完全失業者数と完全失業率、労働力人口比率の分母が15歳以上であること、完全失業率は5%を超えているということで大丈夫だろうと思いました。社一はまた生活保護で少し面食らいましたが、ヤマカンでいった受給世帯数以外は大丈夫だろうと思いました。よし、一般常識は何とかなっただろうと思いました。
ところが、健保の選択肢を見た途端、何コレと思いました。20個全てが数字。一瞬血の気が引きました。社労士受験生の中では数字が好きなほうに当たる私でこんな状態でしたから他の方は大変だったと思います。
健保は後回しにして、厚年へ。一般の保険料率と第3種被保険者の保険料率は覚えていました。育児休業期間の保険料免除も大丈夫だろうということで4点は取れたかなと思いました。残るは旧共済組合の保険料ですが、前にJR共済の収支が苦しくなってJTとNTTを一緒に組み入れたがJTも苦しかったという話を聞いたことがあったのでJR>JT>NTTの順だと思っていたのですが農林漁業団体についてはわからなかったので、JRにしてみました。国年は今回も沿革でしたが、何とかなっただろうという問題でした。
そして、あと45分ぐらい余ってましたので、残りの時間全てを健保に使おうと思いました。まず、外来療養の高額療養費の算定基礎額がで8,000円と12,000円の2つが思い浮かびました。支給額は4万円を引いたものになることはわかったのですが、32,000円と28,000円の両方とも選択肢にあります。場合によっては、12,000円と32,000円を入れて確実に1点を取りにいくことも考えました。次に全体としての高額療養費の算定基礎額なのですが、選択肢を見て思い浮かんだのは40,200円と35,400円でした。全体の高額療養費の金額は9万円を引いたものになるのですが、49,800円はあったのですが、54,600円はありませんでした。ということは40,200円と49,800円かなと思いました。さらに実際に償還される金額は9,800円オーバーしているから差し引くと40,000円。おお、選択肢の中にある、これで行ってみよう。あとは8,000円か12,000円かですが、8,000円は低所得者の方ではないかと思い、12,000円と28,000円で回答して終了。
昼休みに同じ部屋にいたなにわ勉強会で一緒に勉強した人と話をしても健保が出来なくてダメだったとのこと。時間が経つに連れてますます健保のことが不安になりこのままでは択一にも影響しそうに感じましたので、思い切って健保のテキストを見ました。すると正解は12,000円と40,200円で3点以上大丈夫だろうという気になりました。本来、答え合わせをしてはいけないのですが、今回の場合は択一に引きずらないと言う点でよかったと思います。この時選択が何とか乗り切れそうということで、正直なところ択一の模試の状況から考えて8割ぐらい何とかなっただろうと思っていたのですが・・・。
(続く)

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