ニュースでご存知の方もおられるでしょうが、NTTが来年3月までにICテレカ公衆電話を廃止するとのことです。ICテレカは磁気テレカに交換してもらえるとのことですが、今まで私も含めて磁気テレカがICテレカに置き換わると考えていた人が多かったと思いますので、この発表にはびっくりしました。
最近JR東日本が磁気カードのイオカードを廃止し、ICカードのSUICAに置き換えることが発表されただけになおさらです。
ICテレカが発売された当時は「要らん人」による偽造テレカが問題になっていた時でした。しかしその後携帯電話の普及により偽造テレカ自体が減少し、こうなってくるとICテレカのコストというのが問題になってきたものだと思います。SUICAの様にお金をチャージして再使用できれば生き残りもできたと思うのですが、あれは使い捨てですから苦しいですね。
ICテレカの想い出というのはほとんどありません。唯一といえるのが4年ほど前に鳥取西部地震がありましたが、この時私は福山に出張していました。新幹線が止まり京都まで帰れるのかどうかという時に、会社や自宅に連絡を取ろうにも携帯では連絡が取れない状態でした。駅の公衆電話には人が殺到していたのですが、ICテレカの公衆電話だけは空いていて行列を横目に連絡が取れたということがありました。
私も携帯電話を使いますが、私の趣味を知っている人は携帯電話を使っているのをみると「お前携帯持ってるんだ」と言われることがあります(笑)。実際今の私の財布には交通関係のプリカは沢山あっても使うためのテレカはありません。私でこういった状態ですから、今テレカを財布に持っている人は少ないでしょうね。

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