外国からの移民を毎年20万人受け入れ、出生率も回復すれば100年後も人口は1億人超を保つことができる――。こんな試算を内閣府が24日示した。何もしなければ、2110年には4286万人に減る。移民が、働き手の減少や社会保障の負担増に直面する日本を救うのか。政府は議論を本格化させる。
政府の経済財政諮問会議の下で50年先を見すえた課題を話しあう専門調査会「選択する未来委員会」の第3回会合で示された。
国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計では、日本の人口は2012年の1億2752万人から、100年後は3分の1程度に減る。内閣府は、移民を15年以降に年20万人受け入れ、1人の女性が一生に産む子供の平均数にあたる「合計特殊出生率」も人口が維持できる水準とされる2・07に上がるケースを想定して人口を推計した。
それによると、移民が定住したり、子どもが生まれたりして2268万人の「人口押しあげ効果」があると試算。さらに出生率も回復すれば、2110年の日本の人口は1億1404万人になるとはじいた。移民を受け入れた場合、65歳以上の割合の高齢化率は22・9%で、従来の推計41・3%を下回る。
この日の委員会では、出席者から「日本には移民の戦略がない」「(すでに受け入れている)高度人材だけでなく、技能者や技術者も受け入れていいのでは」といったさまざまな意見が出た。今後は委員会の作業部会でも移民の議論を進め、年内に報告書をまとめる。
音楽も聴ける「iPhone(アイフォーン)」に取って代わられ、販売が激減しているためで、最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏が投資家向け説明会で生産・販売の中止を示唆した。iPhoneで音楽を聴いている人ってどれくらいいるんだろうか。電池の持ちが心配で、ミュージックプレーヤーを別持ちしている人って、結構いると思うんですがどうでしょうか。