外食大手のサイゼリヤ(吉川市)は、客から受けた注文を調理場に伝えるシステムで、接客係が操作する端末に、米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」=写真=を導入した。操作がこれまでより簡単で、経費削減も図れるという。今秋以降、県内2店舗を含む4店舗で試験導入し、来春までの全店導入を目指す。へえ。写真を見た感じでは、iPod touch 4thでしょうか。Apple Storeでは16GBモデルが\16,800のようですね。そのうち、メニューもタブレット(iPad?)なんかになって、注文までお客が自分ですることになったりして。それなんて焼肉がんこ炎?はま寿司?タッチパネルでの注文って、味気ないのよね。
客の注文した料理を端末に入力し、そのデータを通信機能で調理場に送信する仕組みは、これまでと同じだが、これまでの専用端末は開閉式のふたが壊れやすく、修理の費用がかさんでいたという。
導入したアイポッドには、注文専用のソフトを組み込んだ。アイポッドにはふたがないので、専用端末に比べて壊れにくく、価格も3分の1程度。スマートフォン(高機能携帯電話)と同じように、指で画面に触れる方式で、操作も簡単だという。
外食産業は、景気低迷に加え、弁当や総菜に力を入れているコンビニエンスストアの参入拡大で、競争が激化している。増益確保のために、コスト削減は欠かせない。サイゼリヤは新端末の導入をテコに、顧客対応を強化する考えだ。
(2012年10月30日 読売新聞)