また、タブ毎の「クローズ」ボタン配置を推奨するグループが、それに反対する大多数を押し切ったと、Beltzner氏は語っている。これまでは、バーの右側に「クローズ」ボタンが1つあるだけだった。これをクリックすると、最後に表示したものだけが閉じていた。とのこと。
Beltzner氏は、「Googleが視線トラッキングツールを使ってユーザビリティ調査を実施し、ユーザーがタブを最初に見ることが分かり、正しいタブを閉じようとしているのか判断するのに時間がかかる。先ごろ、NASAエイムスにタブの認識モデリングを行ってもらったが、タブにクローズボタンがあると、操作が速くなるだけでなく、より正確になった。彼らには、誤ってクリックしないための適切なタブ幅など、有益なデータを提供してもらった」と語っている。
NASAの調査結果を見たMozillaの開発者は、どうしても間違ったタブを閉じてしまう場合があることにも理解を示した。ここから、「undo close tab(タブを閉じるのやり直し)」機能が生まれている。Beltzner氏は、「これは、閉じたばかりのタブを再度開く機能で、そのタブのページで何か入力をしていた場合は、その情報も復元される」と語っている。