パソコンの紛失・置き忘れ・盗難などによる情報流出を危惧する報道がよく聞かれますが、皆様ご存知のオフィスサプライメーカー、コクヨからこんなものが出ています。
ええ加減にせぇや〜! と威嚇する機密管理ツール from ITmedia +D Life Style
内部に「加速度センサーチップ」と「小型スピーカー」、「小型充電池」とそれらを制御・管理する「論理機構」が一体となった「パソコン盗難防止センサーPCカード」です。
ノートパソコンのカードスロットに装着して「監視モード」に設定しおくと、加速度センサーが移動による振動を関知し、「警告音」を発して盗難等を防止するというもの。内臓充電池により、パソコンの電源が入っていなくても作動するため、盗難防止にも有効です。
また、あらかじめ指定した「境界値」を超えて振動等が連続的に関知されると、持ち主により設定された110デシベルもしくは85デシベルの大きな警報音を発して、システムを自動的にシャットダウンしてしまうそうです。
警告音の停止には当然パスワードが必要で(16桁)、「PC-CARD」を抜き取っても警告音は止まず、パソコンからパスワードすら入力出来なくなってしまうしくみ。パソコンをまんまと盗んだ人間が内部のファイルにアクセスするには、パスワードを入力する以外にないという。
しかし、記事を読む限りではHD内のデータが暗号化されているわけではないようなので、分解してHDを取り出して他のパソコンに繋いでデータを読み出される、という可能性はあるのではないかと思います。
また、加速度・振動を感知しますので、所有者が動かしても感知されてしまいそうです。かといって、持ち運ぶために監視を解除して置引きにあうことも考えられるので、もう一工夫必要ですね。
このようなもの(
無線式認証デバイスXYLOC)と組み合わせて、所有者が離れた場合に監視モードが起動するように設定できたらいいんじゃないかな。

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