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2007/3/26

海外における日本音楽  簑田弘大の音楽THEORY

 前から、自分の活動分野として、海外での演奏というのを視野に入れていた。今も勿論視野には入れているわけだが、以前の海外で演奏したい、という感情と最近とでは、少し変わってきたと思う。

 根本的な、国際交流として、異文化交流としてというのは変わってないのだが、どのようにパフォーマンスするかという点で。どのような目的で演奏したいのかということ。
 それは、自分が海外で演奏したり、最近は日本の演奏家もだいぶ海外に出て演奏する機会が増えて、そういった話しを聞いたりして感じたことが影響していると思う。

 国際交流とか、異文化交流とかいうと、日本の文化を海外の人、外国人に紹介して、理解してもらうとかそういった事になると思うのだが、それでいいのだろうか。
 前はそれで良いと思っていた。
 もちろんそれとしての意味や意義はあるし、今までに様々な演奏家が海外に行って、演奏をし、パーフォーマンスをし、交流をはかって来たことは、外国人にも、日本人にも大変影響されていると思う。今までの海外演奏としてはこれで十分意味のある事だったであろう。

 しかし、これからにおいての海外に向けての発信というのは、進化するべきだ。

 これからは、ただ日本音楽を紹介し、それを通して文化を紹介、理解するというレベルを越えて、それをスタンダードとする位までレベルをあげる必要があると思う。

 なにをもってスタンダードとするかは難しい問題だが、自分の考えとしては、その違いというのは、エスニックかどうか、ということだと考えている。

 例えば、もし海外で演奏したとして、それが評価されたとしても、それがエスニックとして評価されたのか、そうでないのかというのは、同じ評価されるでも大きな違いがあると思う。よく、日本の和楽器奏者やパフォーマーが海外に行って公演をし、大変な評価を得たとか、最近はよく聞く話しだが、それは本当の意味で理解され、評価されているのだろうか。もしそうであれば、その地でそれはスタンダードになっているはずである。

 日本においての西洋音楽を例として考えてみよう。
 戦後のいろいろないきさつはあったとしても、その入ってきた異文化音楽であった西洋音楽を日本人は受け入れることが出来た。もちろん個人単位での是非はあるとしても、日本人総合的には、その異文化音楽である西洋音楽を異文化音楽からスタンダードなものとできた。エスニックとしてではなく。そこには政治的な理由の他に西洋音楽自体の芸術的な力があったからにほかならない。
 事実、今の日本は、三味線は聞いたことがなくても、ピアノはほぼ全ての人がなんらかのかたちで耳にしたことがあるだろう。
 これは、まぎれもなくスタンダードである。

 さて、日本の音楽、和楽器はどうであろうか。
 今までも、世界各地で公演され、大きな評価は得た。しかし、自分の知る限りそれがスタンダードとなっているところはない。もしあったとしても、それは世界規模の話しではない。

 これは、本当の意味で理解されているのだろうか。ただ、文化を紹介するというところにとどまるのが、国際交流、異文化交流の目的なんだろうか。

 よく、海外公演などで、いわゆる"ウケる"のは、「日本」というイメージが全面に出るような古典、とか伝統芸能とかで、日本を紹介するというのが目的だとこういったパフォーマンスになるだろう。相手側の文化にないような、音楽的な面だけでなく、例えば、しきたりとか仕組みとかが相手側にとっては異文化で、斬新で、紹介という意味ではベターだ。現代の日本人は、普段はたいていの人が洋服を着ている、なんて紹介より、日本人は着物を着て、ちょんまげしたり、刀で切腹したりする、なんて事の方が数倍興味がわくだろう。
 しかし、これは確かに日本の文化に違いないが、確実にデフォルメしている。実際、外国人で、日本に行けば侍がいる、なんて勘違いして思ってる人も少なくないかもしれない。

続く→
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