小欄「
2012/6/28 釣り名人が作るプレミアムぶどう」が間もなく出荷の運びとなった。岡山の某所と商談がまとまり、“作品”に添付する写真撮りを頼まれた。
あれから1カ月の間、ねんごろなる仕上げの粒間引きと玉直しが施され、素人目にも見事な玉太りで良い房形に育っていた。
さながらやがて嫁ぐ娘に向けるような優しい眼差しの数カットを撮り、プリントアウトしてCDと共に届け、私の務めを果たした。
思いがけず帰り際には大切な“商品”を頂いてしまった。余りの逸品ぶりに、計量したら1,031cと846cあった。聞けば900cの房に10,500円の値がついたというから買えば大金である。
とても夫婦だけで食す気にはなれず、試食用に付けてくれていた3粒だけを頂き、1房は長男と三男の宅へ分けた。そしてもう1房は、金庫ならぬ米の保冷庫に保管し、お盆前には帰省予定の次男宅用に残した。
なお、蛇足ながら前回彼のことを「釣り名人」と評したが、実はそれだけには留まらない。在職中はジャズバンドを組みパートはサックス、ゴルフはシングル直前まで極めたことを付記しておきたい。

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