10月22日放送のNHKテレビ、
ためしてガッテン「生死を分ける! 健康体操ホントの効用」を観た。ラジオ体操は、健康作りに最も適した手頃な体操だと聞かされていた。
ところが同番組では、実はこれは“体づくり”に役立つものではない。そのためには他の方法がいくらでもあるという。
ラジオ体操のホントの効果は、日常生活ではほとんど行われない体の動きを行う。腰を大きく曲げたり、腕を大きく上に伸ばしたりといった動きで、脳の運動視野に、さまざまな体の動きのカードが蓄積される。何かにつまづいたり、不意にバランスを崩したりしたとき、体の動きのカードを使って、転ばないように態勢を立て直すことができるという。
また体操を行うことで、筋肉の脂肪化も防げる。筋肉細胞のもととなる筋芽細胞という細胞があるが、そのままにしておくと筋芽細胞が脂肪細胞に変化し、筋肉が「霜降り化」する。それを単純に伸び縮みさせるだけで、筋芽細胞の脂肪細胞への変化を防げるそうだ。詳しくは
こちら。
小生が勤めていた会社には、かつてオリジナル健康体操があって定時になると館内放送が流れ(現在は中止)、一同仕事の手を休め体操をしていた。私など若気の至りで「そんな年でもない」というテレも手伝って、目もくれないでいたが、今にしてみれば束の間であろうとも一緒に取り組むべきだったと後悔している。
そんな訳もあって遅ればせながらが、「転ばぬ先のラジオ体操」と肝に銘じて、かみさんと一日に一回気が向いた時にテープに録ったラジオ体操をやっている。(老若を問わず)皆さんも「たかがラジオ体操」などと侮らないで、心がけてみられては如何。
※※※※※※※ 「生死を分ける! 健康体操ホントの効用」より ※※※※※※※
テレビ・ラジオ体操指導員である多胡肇さんがラジオ体操のエッセンスを短時間でやりたい、という方にオススメするのは、以下の3種目です。
1.伸び:
頭上に手に取りたい物があることをイメージし、手を伸ばすように目一杯体を伸ばします。この時、カカトは浮かさず、逆に地面を押さえる感覚で行うのがコツです。
2.体の横曲げ:
腕を頭上に伸ばし、脇腹を伸ばすように体を大きく横に倒します。
3.体のねじり:
体をまっすぐに保ったまま、胴体を左右にねじります。
こうした運動を日常生活の中に上手に取り入れることで、無理なく続けることができます。

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