前回は離島遠征の記録でしたが、今回は北の島へ遠征の記録です。
北の島…一般的には島ではなく、「大地」と称されます。
行くのは船。
と言う事で、まずは船上から。
船上は、往きは雨、帰りは霧とさんざんでした。
それでも何とか見られたのは、オオミズナギドリ。
ハシボソミズナギドリ。
フルマカモメ。
そして、海の鳥をあまり撮る事のなかった私としては、初見となるクロアシアホウドリ。
何故か着水。
条件の悪いなか、これが精一杯でした。
大地に降りたって、最初に撮れたのはカササギ。
外来種ですが、渡りの経路は判然とはしていないようです。
韓国の貨物船で、と言う話もあるようですが、DNAはむしろロシア極東のものとほぼ一致するらしいです。
外来種なのでライファーとして一種には数えられませんが、一応初見ということで。
カササギの繁殖時期は早くて、すっかり大きくなった雛が見られます。
顔はまだ幼いですね。
そして、前回全く撮れなかったエゾセンニュウ。
ほんの目の前で鳴いているのですが、下層植生の藪の中がほとんど。
一瞬枝に止まる事もあるので、その瞬間を期待して延々待ち続けます。
……そして、その一瞬。
ピントは枝にあってしまいましたが、一応エゾセンニュウと言うことで。
これも初見。
初見のセンニュウと言えば、マキノセンニュウもそうでした。
チリリリリ…と言う、独特の鳴き声で、その懸命に鳴いている顔は、ミソサザイを彷彿とさせます。
空をたくさんのアマツバメが飛ぶ、と思ったら、これはハリオアマツバメ。
ずいぶんたくさんのハリオアマツバメが飛ぶんだ、と思ったら、時々はアマツバメ。
ここではアマツバメとハリオアマツバメが同居してるのか。
ところで、この遠征の間、必ずと言って良いほどよく聞く声がウグイス、センダイムシクイ、カッコウ、ツツドリ、キビタキの声。
ところが、撮れたのはツツドリとキビタキだけ。
何だ、他の鳥はエゾセンニュウより難しいのか。
北の国からの報告はまだ続きます。
今回は、とりあえずこの辺で。
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