26日に恒例の白樺峠へ行ってきました。
前日に1800以上飛んだせいか、今日はあまり飛ばないと考えたのでしょうね。
上の駐車場でも結構余裕があります。
駐車場で空を見あげると曇り。
でも、風で流れて、時折青空が見えます。
夜中は星空がすごくきれいだったんだけどなぁ。
朝7時、鷹見の広場には80人ほどが来ていたでしょうか。
下のカラマツがずいぶん高く育ちました。
向かいの山からどんどん雲がわき出て、私たちの頭上に流れてきます。
天気はほぼ曇り。
肝心のタカが飛び出す尾根がほとんど見えません。
見えるのは手前の丸山だけ。
しばらくして山の右肩の鉄塔は見えてきましたが、尾根に連なるコブから台形まで、全く見えません。
左右を見ると少しだけ青空が見えるのですが、
最初に出てきたのはエゾビタキ。
これは鷹見の広場の脇の枯れ木です。
何でここまで来てエゾビタキを撮るかね。
ほかにもホシガラスとか、
ハリオアマツバメも飛びました。
あとはアカゲラとカケスとハシボソガラスの声が聞かれました。
で、肝心のタカですが、ときどき雲の中から飛び出して、雲の流れに沿って近づいては頭の上の雲に消えていきます。
9時頃になんとか尾根以外は見えるようになってきて、少しずつタカが飛び始めます。
ハチクマが多いようです。
サシバが少ないなぁ。
ノスリが混じります。
この様子なら500羽くらい行くかな…と。
午後になると尾根の全容が見えだし、雲は尾根の向こう側に固まっています。
上空は快晴。
気温は暑くもなく、寒くもなく。
つまり、太陽の下でもチョコレートが溶けないという…。
20羽から50羽が次々に鷹柱を作ります。
鷹は低く、高く、ほとんどが私たちの上を流れていきます。
朝の雲の流れがそのまま鷹の流れになったような…。
少しは右の尾根に流れていきますが、それはほんの少数派。
ときどきは鷹柱のまま近づいてきます。
ズームレンズを最短120mmにしても全体が入りません。
午後は午前中と打って変わって、サシバがほとんどです。
そんな中、ハチクマの淡色型。
きれいです。
前方で「クロガタ」というので、何かと思ったら、ハチクマの暗色型。
相変わらすツミはハチクマにちょっかいを出しています。
慌てるハチクマがおかしい。
近いタカだけを撮っていたら、結構ノスリを撮ってしまいました。
でも、羽の下面がきれいだから許す。
尾根を見るとまだまだ飛び上がってきます。
尾根の手前斜面からも飛び出してくるようです。
「まだ次々に出てる」と言う声も、最初の興奮気味から、だんだんあきれ声になってきます。
そろそろみんなお疲れ気味。
カメラの連写音も少なくなってきます。
3時前にようやく一段落したので、そろそろ撤収です。
ここまでで、推定2000羽以上かな。
なら、速報値は5000羽くらいか…と思ったら、速報値は約3300羽。
ほとんどが私たちの見える範囲を飛んだと言うことでしょうね。
だから、去年の5000羽より遙かに疲れました。
「心地よい疲れ」と誰かが言っていましたが、私はそんな形容詞もなく、とにかく疲れ。
3300は今年の2番目の記録です。
え? 2番じゃいけないんですか?
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