良い天気が続きます。
少し冷え込んできたとは言え、なかなか快適な日々です。
今の季節のうちに押さえておく鳥を探して、ちょっと秋ヶ瀬から離れます。
ミヤマガラスは数百の群れで入っています。
相変わらずブッサイクな顔をしています。
でも、飛んでいる姿はなかなか良いのです。
ハシブトガラスなどですと、翼先がすり切れたようにだらしなくヒラヒラしているのですが、ミヤマガラスは翼先までシャキッとしています。
あ、ミヤマガラスを探しに来たのではなく、よく一緒にいるコクマルガラスを探しに来たのです。
そのコクマルガラスですが、どうにも濃色型しか見つかりません。
1羽くらい淡色型がいたって良いだろう…と、草の中に潜り込むようなカラスたちをじっくり見ていきます。
黒い羽に光が当たって、紛らわしく白く光ります。
ん?
光っているのではない白さが、草むらの中でチラチラします。
いました、コクマルガラスの淡色型。
どうやらたった1羽だけのようです。
続いてはニュウナイスズメ。
いつもならそろそろ数百羽が入るのですが、今はまだ数十羽。
もう少し細かく言うと、64羽。
これがこの日数えられた最高数字です。
ま、かなりいい加減ですけどね。
相変わらず、車でも近づかせてくれません。
いえ、近づくことは出来るのですが、車を止めると飛び去ってしまいます。
ようやく、はぐれた1羽が強風に耐えているところをパシャ。
おあとはホシムクドリ。
どうせ空抜けになるだろうから、青空が良いですよね。
1羽を見つけました。急いで撮ります。それは飛び去りました。
いなくなったかと気を緩めると、後ろから「こっちに4羽」
1羽が飛び去りました。
電柱の影にもう1羽いました。
それが飛び去りました。
3羽が入りました。
1羽が飛び去りました。
4羽が入りました。
ハイ、何羽になったでしょう?
タダムクドリが1羽混じっています。
これだけ集まると当然のように喧嘩もします。
原因は良く分かりません。
不条理はどこの世界にもあるようで。
おまえこっちに逃げてくるな、と言いたげににらみ返します。
仲が悪いかと思うと、飛び立つ時は一斉に。
とりあえず、今押さえておきたいと思うものは押さえました。
さ、おあとは秋ヶ瀬にどんな冬鳥が来るかを楽しみにしましょうか。

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