夜半に強い雨が降りました。それでも一応早起きをして秋ヶ瀬です。雨後の森の中は当然長靴がベストです。
早起きをすればひょっとしたらサンコウチョウに出会えるかと、淡い期待も抱いてみたのですが、やっぱりひょっとしませんでした。
Eさんから彩湖にアカエリカイツブリの情報です。ひょっとしたらなどというものではなくかなり確実性が高そうです。ということで、安易に流されてみます。
彩湖はオオヨシキリとホオジロの鳴き声がします。上空にコアジサシが舞っています。フェンスネットの浮子の上にはカワウが並んでいます。水面には何もありま……遠くに鳥らしきものが浮いています。どうやらあれのようです。
せっせと歩いてようやく双眼鏡で確認できる程度になりました。どっちかというと管理橋に近い。長靴は不要でした。
鳥はと言うと、なんとなく首のあたりが赤い。やっぱりいました。
アカエリカイツブリはカイツブリのくせにただ水面に浮いているだけです。潜る気配はありません。

彩湖のちょうど真ん中あたりで浮いています。遠いので、この程度が精一杯。対岸まで約250m、アカエリカイツブリまでは100mオーバー。
ここにMさんからオグロシギの情報が入ります。いや〜、人からの情報だけで生きています。持つべきものは良い先輩諸氏。
駐車場に戻りがてらホオジロを撮ります。夏羽冬羽関係ないとは言いよう、夏の方が胸の赤みが増しているような気がします。日焼け?
オグロシギはムナグロの群れに混じって1羽だけです。ご無沙汰でした。去年以来です。お元気でしたか。
混じっていると言えば、キアシシギ、ハマシギ、キョウジョシギなど…ん?キョウジョシギですか。これは撮らねば。

今季初です。とりあえず雌でもいてくれて良かった。
不意に群れの上を一羽のハヤブサが。鳥が騒ぎ出します。私の後ろの方にいたムナグロが飛び立ちます。ハヤブサが追いかけます。どんどん距離が縮まります。あ、捕まりました。

ハヤブサはムナグロをつかんだまま上空へ上空へと舞い上がります。と、ヨコから大きな黒い影が現れます。カラスがちょっかいをかけてきた?
上空のハヤブサが餌を手放します。下の鳥が足でキャッチします。ん?カラスなら嘴でキャッチですが、足でわしづかみと言うことは…おっと、これは羽がぼろぼろのハヤブサです。
これは求愛給餌ですね。すごい、すごい。感動的な良いものを見てしまった。おかげで写真を撮ることを忘れました。
だからリンク。
気がつけば田んぼのシギチはハヤブサ騒ぎでムナグロをほんの少しを残して飛び去りました。オグロシギもキョウジョシギも、キアシシギも、ハマシギも…。撮るべきものが何もない。
どうやら今日のツキもここまでです。

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